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「若い嫁なんだから、手伝いなさい!」親戚の前で私にだけ片付けを押し付けた義母。だが、夫の一言で空気が一変

「若い嫁なんだから、手伝いなさい!」親戚の前で私にだけ片付けを押し付けた義母。だが、夫の一言で空気が一変
親戚の前で言われた言葉
結婚して間もない頃、義実家に親戚が十人ほど集まる食事会があった。
朝から台所に立ち、大皿の料理を並べ、取り皿を配り、飲み物を注いで回った。
座敷では男性陣がテレビの前に陣取り、ビール片手に笑っている。
夫も、その中にいた。
お茶を運んでいると、義母が親戚に向かって声を張った。
「若い嫁なんだから、手伝いなさい!」
ドッと笑いが起きた。冗談の体をとった、命令だった。
「このくらいできて当たり前よねぇ」
義母は笑いながら、私の前に空いた皿を積み上げていく。
「……はあ」
曖昧に返すしかなかった。夫を見たが、テレビから目を離さない。
食事が終わっても、男性陣は誰ひとり立たなかった。食器の山を流しに運び、洗い、拭き、しまう。ひとりだけの作業が一時間以上続いた。
「うちの家は昔からこうだから」
座敷でお茶をすすりながら、義母はそう言った。
夫が最初に立ち上がった
帰りの車の中で、私はハンドルを握る夫に切り出した。
「あの場で何も言ってくれなかったのが、一番つらかった」
「え、そんなに嫌だったの」
「一時間、台所にいたよ。誰も来なかった」
夫はしばらく黙って、それから言った。
「母さんも悪気はないんだよ。昔からああだから」
「悪気がなければ、何を言ってもいいの」
信号待ちで、夫がこちらを見た。何か言いかけて、やめた。その夜、話し合いは日付が変わるまで続いた。
次に義実家へ行ったのは、二ヶ月後の集まりだった。食事が終わると、夫が真っ先に立ち上がった。
「はい、食べ終わった人、皿こっちに回して」
座敷の空気が止まった。夫は大皿を重ね、台所へ運んでいく。義母が箸を置いた。
「あんた、いいわよそんなの。嫁がやるから」
「二人でやったほうが早いよ」
「でも、そういうのは……」
言葉が続かない。義母は助けを求めるように親戚を見回した。すると義父がのそりと立ち上がり、自分の皿を持った。
「ワシも運ぶか」
夫の従兄も、苦笑いしながら腰を上げる。
「うちの嫁にも怒られてるんですよ、俺」
座敷の男性陣が、次々に立ち上がっていく。義母は湯呑みを持ったまま、その光景を見ていた。
「……あら、まあ」
それしか出てこないようだった。
台所で洗い物をしていると、義母が隣に立った。
「悪かったわね、この間は」
「はっきり言っていただけて、よかったです」
手を止めずに、そう返した。義母は何も言わず、布巾を取って皿を拭き始めた。
それから義実家の食事会では、義母が真っ先に「みんなでやりましょう」と声をかけるようになった。私の前に皿を積み上げる人は、もういない。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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