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「仲間に入りたいの、今度ランチしましょ」会話もないのに個人的に距離を詰めてきたママ友→やんわり線を引いた結果

保護者会の和やかな輪
娘が通う保育園で、同じクラスの保護者会に入りました。子ども同士が仲良しのメンバーが、自然と集まった小さな輪でした。
送り迎えのたびに、子どもの様子を報告し合うのが日課でした。
「今日、お砂場でずっと一緒だったみたいですよ」
「うちの子、最近あの子の話ばっかりで」
「今度みんなで、公園にでも行けたらいいですね」
誰かが仕切るでもなく、ゆるくつながっているだけ。
予定を無理に合わせることもなく、会えたときに少しだけ話す。私は、その気楽な距離感が心地よかったのです。
その輪に、役員のママが連絡係として加わっていました。行事の予定を回してくれる、ありがたい人です。
ただ私は、その人とまともに話したことが一度もありませんでした。名前と顔が、ようやく一致するくらいの間柄。
夜に届いた個人メッセージ
ある晩、その役員のママから、私だけに個人メッセージが届きました。グループ宛てではなく、一対一のメッセージです。
「仲間に入りたいの、今度ランチしましょ」
画面を見て、思わず指が止まりました。
「あなたたち、とっても仲が良くてうらやましくて。私も混ぜてほしいなぁ」
悪気はないのかもしれません。
でも、行事の連絡以外で言葉を交わした記憶が、まるでない相手です。廊下ですれ違えば会釈をする、その程度の間柄でした。
それが急に、二人きりのメッセージで距離を詰めてくる。文面はにこやかなのに、なぜか背筋が、ひやりとしました。
(まともに話したこともないのに、どうしてこんなに急に)
やんわり引いた一本の線
返信の指が、少しだけ迷いました。断りたい。でも、角は立てたくない。
「お気遣いありがとうございます。ただ、私は送り迎えのときにお話しするくらいが、ちょうどいいんです」
そう、はっきり書いて送りました。へりくだって「ぜひ今度」と社交辞令を返すのは、やめたのです。
後日、送り迎えで一緒になった別のママが、そっと声をかけてきました。
「実は私にも、同じような個人メッセージが来てたんです」
「私も、園でご挨拶するくらいで、ってお返ししました」
誰かが号令をかけたわけでもないのに、それぞれが自然と、節度ある距離を守っていました。
無理に取り込まれた人は、一人もいなかったのです。
それからその役員のママが、個人的に誘ってくることはなくなりました。行事の連絡は、今もきちんと回してくれます。それでいいのだと思います。
無理に誰かの輪へ押し入らなくても、送り迎えの立ち話は続いていきます。私は、自分のちょうどいい距離を、手放さずに済みました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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