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「あんな不良に娘はやれん!」結婚を7年認めなかった教師の義父→小学生の娘を連れ訪ねた日に漏らした一言

7年間、認められなかった結婚
若い頃の私は、絵に描いたようなヤンチャ者だった。
通ったのは地元でも評判のよくない高校。
一方、妻が出たのは品のいいお嬢様学校だった。
釣り合わない二人が結ばれると知って、誰より反対したのが、学校の先生をしていた義父だ。
娘を大切に育ててきた人にとって、私は認めがたい相手だったのだろう。
「あんな不良に娘はやれん!」
その言葉を、妻づてに何度も聞かされた。
妊娠をきっかけに私たちは結婚したが、義父は式にも顔を出してくれなかった。
「いつか分かってもらえるさ」
妻にはそう強がったものの、正直こたえた。
娘が生まれ、幼稚園に上がっても、義父は私と目を合わせようとしなかった。
結婚してから七年、私たちの間には冷たい溝が横たわったままだった。
娘の運動会も、参観日も、義父が足を運ぶことはなかった。
妻が写真を送っても、返ってくるのはそっけない一言だけ。私のせいで、妻を父娘の縁から遠ざけているのだと思うと、胸の奥がいつも重かった。
娘を連れて訪ねた日
娘が小学校に上がった春、妻がおずおずと切り出した。
「一度だけ、実家に顔を出してみない?」
正直、気は重かった。また睨みつけられるだけかもしれない。
それでも娘のためにと、私は覚悟を決めて義実家の門をくぐった。
ところが、玄関に出てきた義父は、予想に反して破顔した。
「よく来たな。上がれ上がれ」
ランドセルの話を娘に聞き、庭で虫を捕まえてやり、しまいには「泊まっていけ」としつこく引き止める。
日帰りのつもりで着替えも持ってこなかった私が戸惑っていると、義父は自分で娘の寝間着を用意してくれた。
押し入れから引っ張り出してきたのは、色あせた小さな寝間着。妻が幼い頃に着ていたものを、大事にとっておいたらしい。
翌朝、私が起きると、娘の着ていた服が物干しで揺れていた。
義父が夜のうちに洗って、干しておいてくれたのだ。
「先生ってのは、根が世話好きなんだな」
思わずそう漏らすと、義父は照れたように咳払いをした。
書斎で二人きりになったとき、義父はぽつりと言った。
「……お前を認めてやれず、長いこと悪かったな。うちの孫を、こんなに大事にしてくれて」
頑固だった義父が、初めて頭を下げた。私は言葉に詰まって、ただ首を横に振ることしかできなかった。
あれから、義実家の敷居はうんと低くなった。かつて「不良には娘をやれん」と言い張った義父は、いまでは私を玄関先で待ち構え、孫と私の帰りを誰より心待ちにしている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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