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「大好き、世界で一番かわいい。結婚しよう」→「ごめん、もう別れたい」と数日で気分が変わる彼と別れた結果

甘い言葉の落差
大学最後の年に付き合った、ひとつ年下の彼。
愛情表現は、こちらが戸惑うほど過剰だった。
「大好き、世界で一番かわいい。結婚しよう。次、いつ会える?」
会うたび、メッセージのたびに、そんな言葉が降ってくる。
最初は嬉しかった。けれど、それが数日後にはひっくり返るのだと、私はまだ知らなかった。
ある夜、スマホに短い一文が届いた。
「ごめん、もう別れたい」
つい先日まで結婚の話をしていた人の言葉とは思えなかった。理由を聞いても要領を得ない。
私は混乱したまま、彼に伝えた。
「一回ちゃんと、会って話そう」
繰り返す乱高下
会いに行くと、彼はけろりとした顔で笑っていた。
「やっぱり別れたくない。やっぱり好きだ」
胸を撫で下ろしたのも束の間、また数日すると同じ連絡が来る。
「別れたい」「やっぱり好き」。
その往復が、ひと月で三度も繰り返された。
三度目に「別れたい」と来たとき、私はもう前のようには動揺しなかった。
代わりに、こぼれたのは静かな確認だった。
「結婚しようって言ったのに、もう別れたい」
「いや、それは…今はそう思ってるだけで」
「その今に、私は何回振り回された?」
「分かった。じゃあ、そうしよっか」
私が静かにそう続けると、画面の向こうの空気が変わった。
「えっ、待って。なんでそんな冷たいの」
「冷たいのは、どっちなんだろうね」
引き止めようと言葉を重ねる彼に、私はもう心が動かなかった。
甘い言葉で舞い上げては、数日後に突き落とす。その情緒のジェットコースターに、ずっと無理やり乗せられていただけだったのだと、ようやく腹の底から気づいたから。
旅先で取り戻したもの
その後、私は友人たちと卒業旅行で海外へ飛んだ。
社会人になる前、最後の自由な時間だった。
知らない街の風、笑い転げる夜、見たこともない青い海。
彼の通知に怯える必要のない数日間は、信じられないほど身軽だった。
「ねえ、あんた最近すごく顔色いいよ」
友人にそう言われて、初めて気づいた。自分が、どれだけ消耗していたのかに。
帰りの飛行機の中で、彼から「やっぱりやり直したい。もう一回だけチャンスをくれ」と長いメッセージが届いていた。
以前の私なら、その一文だけでまた揺れていたと思う。
でも、もう違った。
「そのチャンス、私はもう三回あげたよ」
短くそう返して、私は窓の外の雲を眺めた。引き止める言葉が立て続けに届いたけれど、画面はもう開かなかった。
振り回されていた日々を抜けて、自分の人生のハンドルを、ようやく自分の手に取り戻せた。あの旅は、その始まりの合図だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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