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「あー、こっち空いてる人で」8年間なんでも話してきたママ友。だが、子どもが高学年になると、状況が一変

なんでも話せた8年の親友
子どもが幼稚園の頃から仲良くしてくれていたママ友がいた。
同じ年に同じ園に入り、初めての子育てに不安だらけだった私の話を、いつも嫌な顔ひとつせず聞いてくれた人だ。
夫の愚痴も、義実家との小さな衝突も、教育費の悩みも、全部彼女に話してきた。
子ども同士も仲が良くて、休日にはお互いの家を行き来する関係。8年もそんな距離感が続いた。
離乳食のレシピを交換して、小学校入学前夜には電話で2時間泣き笑いした。
誰よりも私のペースをわかってくれていたはずの相手だった。
運動会の場所取りも、PTA係の押し付け合いも、いつも二人で隣の席に座って乗り切ってきた。
彼女が隣にいてくれるだけで、知らない保護者の輪の中でも息ができた。
変わりはじめたのは、子どもが高学年になった頃だった。
学年で活発で目立つ女性たちが集まる新しいグループができ、彼女はそこに自然と入っていった。私は一度も誘われなかった。
席を選ぶ瞬間の小さな格
違和感を覚えたのは、学校行事の懇談会のあとだった。
流れでカフェに集まることになり、4人掛けのテーブルに彼女を含む5人が向かった。
「あー、こっち空いてる人で」
彼女が新グループの3人をさっと隣に座らせ、私だけ離れた席に回した。
8年、無言で隣り合って座ってきた関係だったのに、何でもないことのように席順が決まっていった。
その日のランチで、彼女は新しい3人とだけ目を合わせて話していた。
私が話を振っても、聞こえなかった素振りで隣の3人に笑顔を返す。
「あれ、行ったことある?」と振られた話題に答えようとした瞬間、被せるように別の話題が始まった。
グループの中で、私は明確に末席だった。
会計のときも、彼女は新しい3人と財布を出し合って先に済ませ、私が後から走って合流する形になった。
それでも誰一人、振り返らなかった。
目も合わせなくなった親友
それからは、送迎の時間が重なっても会釈だけで通り過ぎるようになった。
前は門の前で30分立ち話をしていたのに、今は目を逸らされる。
子ども同士の遊ぶ約束も自然と消えた。
夫に話したら「子どもの友だち関係が変わっただけだろ」と言われた。
確かにそうかもしれない。8年の間に、彼女のなかで私の序列はゆっくり下がっていたのだろう。
悪口を言われたわけでも、何かを断られたわけでもない。ただ、ある日から席が一つズレた。
それだけの話。それだけのはずなのに、ずっと胸の奥に小さな氷の塊が残っている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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