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「そこ、何ていうお店?」SNSで投稿するたびに反応する知人→妻と出かけた時の写真を投稿した時の反応に恐怖

数分でつく「いいね」の違和感
数年前、複数人のグループで数回食事をしただけの知人男性がいた。
人当たりはよく、初対面の印象は親切な人。
共通の知人が多く、いわゆる顔の広いタイプで、初対面でもすぐに距離を縮めてくる種類の男だった。
彼との接点が少しずつ妙な色を帯びはじめたのは、こちらが何気ない日常をSNSに投稿するようになってからだ。
新しいカフェの一皿、買い物のレシート、休日の散歩。
投稿した瞬間、ほんの数分で必ず彼の名前が「いいね」に並んだ。
深夜でも、出張先の朝でも、こちらが画面を切り替えた直後に通知が点いた。
タイムラインを常時監視している速さだった。
最初は社交辞令の反応だと割り切っていたが、十回、二十回と続くと、こちらの投稿時間まで先方の生活リズムに刻み込まれているように感じた。
続けて、毎回のように同じ問い合わせが届く。
「それ、どこで買ったの?」
「そこ、何ていうお店?」
適当に流すと、別の角度から同じ質問が重ねて飛んできた。
値段、最寄り駅、滞在時間、向かう前に立ち寄った店。
ひとつ答えれば、必ずもうひとつ次の質問が積み上げられる。最初は親切な人の世間話だと思っていたが、雑談を重ねるほど、こちらの生活圏がじわじわと相手の手元に集まっている感覚が拭えなくなった。
妻も同じ文面のメッセージを受け取っていると知った夜、私たちは無言でアプリ通知を切った。
公園のベンチで撮られていた私たち
ある週末、妻と少し遠くの公園まで車で出かけた。
リアルタイムでは何も投稿せず、帰宅して写真を整理してから、ようやく一枚だけアップした。
場所名も時間帯も伏せた、短いキャプションを添えただけの、ごく普通の投稿だった。
送信して数分後、彼からメッセージが届く。
「やっぱりそこ行ってたんだ!」
「ニアミスだね!」
添付されていたのは、私たちがその公園のベンチに座っている後ろ姿の写真だった。
妻の上着の色、私の鞄の位置、二人の距離。すべてが、その日のその瞬間と完全に一致していた。
声をかけられた覚えはない。
挨拶もなかった。ただ遠くから二人を撮り、こちらの投稿を確認したうえで、当然のように送ってきていた。
過去の投稿と行動パターンを照合し、行き先を予測して先回りしていたとしか思えない動きだった。
彼はあのベンチからどれくらい離れた場所で、どれくらいの時間、こちらが座るのを待っていたのだろう。考えるほど指先が冷たくなった。
妻にその画像を見せた瞬間、彼女は無言でスマホを伏せた。夫婦そろって、本能的に背筋が凍りついた夜だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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