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「躾がなってないぞ」2歳の孫の食事マナーを叱り続ける義父→合わない価値観に感じたジレンマ

義父の誘いで来た、ファミレスのテーブル
「躾がなってないぞ」
2歳の息子のスプーンを覗き込みながら、義父が、低い声で言いました。
ファミレスのテーブルの上には、頼んだばかりのハンバーグセットが、ちょうど並んだところです。
息子は、まだ椅子の上で、フォークの持ち方を覚えている最中でした。
たまの外食で、初めての場所、初めての料理。
2歳の小さな手は、フォークをぎゅっと握って、お皿の上でハンバーグを追いかけます。
追いかけきれず、お皿の縁にぶつけてカチャンと音を立てた、その瞬間でした。
「肘、肘ついてるぞ」
「フォークはそう持つんじゃないって、何回言ったらわかるんだ」
義父の声が、テーブル越しに連続で飛びます。
息子は、ぴたりと手を止めて、私の顔をそっと見上げました。
(2歳に、その口調…)
私は、お茶のグラスをそっと置きました。
外食は、家族で過ごす時間です。
家ではちゃんと、フォークの向きも、肘のことも、毎日少しずつ教えています。
2歳の子供に、外食の場で大人と同じマナーを求めるのは、無理な話です。
けれど、義父は止まりません。
「口に詰め込みすぎだ」
小さく頷く息子と、楽しいはずだった食卓の空気
義父の指摘は、毎回そうでした。
ファミレスでも、回転寿司でも、義実家での食事会でも。
必ず、息子のスプーンの角度や、椅子の座り方や、口元のスプーンの動きを、ひとつひとつ指摘してきます。
確かに、食事のマナーは大事です。
大人になってから困らないように、身につけさせたいとは私も思っています。
けれど、教育するのは、親である私と夫の役目のはずです。
勝手に孫を教育しないでほしい、というのが、本音でした。
(楽しめれば、それでいいのに)
外食は、息子にとって特別な時間です。
知らないメニューを見て、目を輝かせて、自分の口に運ぶ。
少しこぼしても、姿勢が崩れても、まずは食事そのものを楽しんでほしい。
それが、私の中の譲れない一線でした。
「すみません、家でちゃんと教えてますので」
私はやっと、義父にそう返しました。
義父は、ふん、と短く息を吐いて、自分のグラスに手を伸ばします。
納得した顔ではありません。
息子は、私の隣で、また小さくフォークを握り直しました。
その手元を、私はそっと見守ります。
「ゆっくり、食べていいよ」
息子は、こくんと小さく頷いて、ハンバーグをひと口運びました。
口の周りにソースがついて、ふくふく笑った顔は、年相応の2歳児です。
義父との意見は、たぶん、これからも合うことはないのでしょう。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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