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「君、今日からそこね」出勤したら自分の席が新人の席になっていた朝→上司の言葉に気づいた違和感

入社時から座り続けた、自分の席
入社したその日から、席は決まっていた。
窓際でもなく、目立つ場所でもない。でも自分の場所として、毎朝そこに着いて仕事をしていた。
パソコンの周りに少しずつ自分の荷物が増え、引き出しの中には使い慣れた文房具が並んでいた。慣れ親しんだ場所だった。
新人が入ってきたのはそれから少し経った頃だ。職場に新しい顔が増えることには慣れている。
引き継ぎや教育の手間はあるけれど、それも仕事のうちだと思っていた。
新人が来て一ヶ月ほどが経った朝のことだ。いつもどおり出勤して、いつもの席に向かった。
自分の荷物がなかった。
代わりに、見慣れない荷物が置いてあった。新人のものだと、すぐわかった。
誰も何も言わなかった、という事実
辺りを見回すと、部屋の端に自分の荷物がまとめられていた。
移されていた。いつの間にか、自分の席はそこになっていた。
上司に目を向けると、ようやく一言だけ放られた。
「君、今日からそこね」
それだけだった。理由も経緯も、ひとこともなかった。
同僚も、いつもと変わらない様子で仕事を始めていた。誰も何も説明しなかった。
なぜ席が変わったのか、なぜ新人が元の席に座っているのか、なぜ事前に一言もなかったのか。
聞き返せばよかったのかもしれない。でも、誰も気にしていない雰囲気の中で「なんでですか」と声を上げるのは難しかった。
そもそも、すでに決まったことを今さら蒸し返しても何も変わらない気がした。端の席に座り、その日の仕事を始めた。
ことさら不便な席というわけではない。席そのものより、プロセスが気になった。
なぜ声をかけてもらえなかったのか。なぜ前日に「明日から席が変わります」の一言がなかったのか。新人が来て間もない自分より優先されるほどの理由が何かあったのか。
答えはないまま時間が過ぎた。上司に聞いてみようと思った日もあったが、タイミングを逃し続けた。
モヤモヤは今もそこにある。不満というより、消化できない何かとして。席くらいのことで、と思う気持ちもある。
でも、何も言わずに動かされたという事実は、なかなか気持ちの上で整理できない。誰かひとことくれていたら、こんなに引っかからなかったと思う。それだけのことが、どうにも頭から離れない。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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