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「お前の足音が、うるさくて眠れない」夜十時過ぎにインターホンを鳴らした住人に、私が言葉を失った瞬間

「お前の足音が、うるさくて眠れない」夜十時過ぎにインターホンを鳴らした住人に、私が言葉を失った瞬間
普通に歩いただけで、床を叩く音が返ってきた
二年ほど前、私は賃貸マンションの一室で暮らしていました。
ある日、下の階に新しい住人が越してきました。
五十代くらいの男性だと知ったのは、しばらくしてからのことです。
特に顔を合わせることもなく、最初は気にしていませんでした。
ところが、数日後から妙なことが起きるようになりました。
夜九時頃、台所からリビングへ歩いていると、突然、足元から「ドン」と大きな音が響いたのです。
驚いて立ち止まると、もう一度、今度は二回続けて音がしました。
最初は何の音なのか分かりませんでした。ですが、別の日に椅子を少し動かしたときにも、同じように下から強く床を叩くような音が返ってきました。
週末の昼間に掃除機をかけていたときも同じでした。数分もしないうちに「ドン、ドン」と響き、私は思わず掃除機のスイッチを切りました。
それからは、夜の洗濯や掃除は避けるようになりました。歩くときもできるだけ静かにし、椅子には防音用のフェルトを貼りました。
それでも、ときどき下から大きな音が返ってきます。
「これ以上、どう静かにすればいいんだろう」
自宅にいるだけなのに、いつの間にか足音まで気にするようになっていました。
夜十時過ぎ、インターホンが何度も鳴った
そんなある日の夜十時過ぎでした。
突然、玄関のインターホンが鳴りました。
一度ではありません。間を置かず、何度も続けて鳴らされます。
モニターを見ると、そこには見覚えのない男性が立っていました。
しばらくすると、廊下から声が聞こえてきました。
「上の人ですよね。足音がうるさいんですけど」
私はドアを開けず、インターホン越しに答えました。
「夜はできるだけ静かにしています」
すると男性は、さらに強い口調になりました。
「毎晩うるさくて眠れないんだよ。もっと静かに歩けないのか」
普通に生活しているだけなのに、ここまで言われるとは思っていませんでした。
怖くなった私は、それ以上やり取りをせず、男性が立ち去るまで玄関から離れていました。
翌朝、すぐに管理会社へ連絡しました。
これまで床を叩くような音が何度もあったことや、昨夜、男性が直接訪ねてきたことを順番に説明しました。
担当者からは、「今後は直接対応せず、何かあればこちらへ連絡してください」と言われました。
それから私は、音があった日時や状況を簡単に記録するようになりました。
管理会社から何度か注意してもらったあと、床を叩く音は以前より減りました。それでも完全になくなることはなく、夜になると、また音がするのではないかと身構えてしまいます。
結局、契約更新を迎える前に、私は別の物件へ引っ越すことにしました。
引っ越しの日、空になった部屋を見回したとき、ようやく肩の力が抜けたのを覚えています。
ご近所とのトラブルでは、無理に当事者同士で解決しようとせず、管理会社などを通して距離を取ることも必要なのだと感じた出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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