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「ちゃんとご飯食べさせてる?」嫁の前で夫を案じてみせた義母。だが、夫が庇ってくれた瞬間

引越しの挨拶に伺った日
夫の転勤が決まり、私たちは義実家から離れた土地で暮らすことになりました。
引越しの当日、荷物を送り出した足で、私たちは義父母の家へ挨拶に伺いました。
玄関を開けると、義母が待ちかねたように出てきました。
久しぶりに会う息子の姿を、上から下までじっと見つめています。
その目が、みるみるうちに潤んでいきました。
「ちゃんとご飯食べさせてる?」
言葉は夫に向けられていましたが、隣に立つ私に聞かせるように、はっきりと響きました。
私の頬が、思わずこわばります。
「ずいぶんやつれたじゃない。心配で心配で…」
義母はハンカチを目にあて、なおも言葉を重ねます。まるで、私が夫の世話を怠っているとでも言いたげでした。
たしかに、この数ヶ月で夫の体つきは変わりました。けれどそれは、やつれたのとはまるで違います。
夫は少し前に、体を使う仕事へ転職したばかりでした。
毎日体を動かすうちに、余分な脂肪が落ち、腕や肩に引き締まった筋肉がついたのです。
以前はデスクワーク中心で、どちらかといえばお腹まわりが気になるほどでした。
今の引き締まった姿は、私から見ても健康そのものです。
そのことを伝えようと口を開きかけましたが、涙ぐむ義母を前にすると、言い訳がましく聞こえそうで、うまく言葉が出てきません。
夫が、はっきり返した
私がうつむきかけたそのとき、隣の夫が静かに口を開きました。
「母さん、それは違うよ」
穏やかですが、芯のある声でした。義母が、きょとんとした顔で息子を見上げます。
「だって、あんた、こんなに頬がこけて……」
「痩せたのは、仕事で毎日体を動かしてるからだよ。ちゃんと食べてるよ」
夫はそう言うと、私のほうを見て、もう一段はっきりと続けました。
「母さん、その言い方は妻に失礼だよ。俺がこうしていられるのは、彼女がちゃんとやってくれてるからなんだ」
まっすぐな一言に、義母は言葉を飲み込みました。開きかけた口が、そのまま止まります。
目を泳がせ、気まずそうに視線を落とすと、義母は小さくつぶやきました。
「……そうなのね。ごめんなさい、余計なことを言って」
先ほどまでの涙は、いつの間にか引いていました。夫が私を守ってくれた。そのことが、じんわりと胸に広がっていきます。
「心配してくれてありがとう。落ち着いたら、二人でまた顔を見せに来るよ」
夫の言葉に、義母はぎこちなくうなずきました。帰り道、隣を歩く夫の横顔が、いつもよりずっと頼もしく見えた一日でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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