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「これがプロなのね」宿泊先の布団を見て感動。従業員にお礼を言った時に気づいた勘違いとは

「これがプロなのね」宿泊先の布団を見て感動。従業員にお礼を言った時に気づいた勘違いとは
憧れていた温泉宿へ
四十を過ぎたころ、以前から一度は泊まってみたいと思っていた温泉宿へ出かけました。
日頃の疲れを癒やそうと、いつもより少しだけ奮発した旅行です。
案内された和室には、すでに布団がきれいに敷かれていました。
畳の香りと真っ白なシーツを見ただけで、温泉宿に来たのだという実感が湧いてきます。
夕食まで時間があったため、私はさっそく布団に寝転がりました。
しばらくくつろいでいると、手に持っていたテレビのリモコンが、掛け布団の脇へ滑り落ちてしまいました。
リモコンを探すため、私は掛け布団を両手で持ち上げ、何度か大きく振りました。
無事に見つけたあとは、乱れた布団を軽く整え、そのまま夕食会場へ向かったのです。
部屋に戻って目にした布団
夕食をゆっくり楽しみ、ほろ酔い気分で部屋へ戻りました。
部屋の明かりをつけた私は、目の前の布団を見て驚きました。
出かける前よりも、掛け布団がふっくらと膨らんで見えたのです。
「これがプロなのね」
夕食のあいだに従業員の方が部屋へ入り、寝心地がよくなるように布団を整えてくれたのだと思いました。
さすがは評判の温泉宿です。
目立たないところまで気を配ってくれるのだと、私はすっかり感激していました。
家族にも見せようと思い、ふっくらした布団を写真にまで収めたほどです。
お礼を伝えて分かったこと
翌朝、チェックアウトを済ませた私は、フロントの方に昨夜のお礼を伝えました。
「夕食のあいだに、布団をきれいに整えてくださったんですよね。とてもふっくらしていて、感動しました」
ところが、フロントの方は少し戸惑ったような表情を浮かべました。
「昨夜は、お客様のお部屋には入っておりませんが……」
その言葉を聞いた瞬間、夕食前の出来事を思い出しました。
リモコンを探すために、私自身が掛け布団を何度も大きく振っていたのです。
振ったことで布団の中に空気が入り、時間がたつうちにふっくらと膨らんだのでしょう。
宿の方の丁寧な仕事だと思い込んでいましたが、布団を膨らませたのは自分でした。
「プロの技だと思ったら、私がやっていたんですね……」
恥ずかしさで顔が熱くなりましたが、フロントの方も笑ってくださり、私もつられて笑ってしまいました。
帰り道に写真を見返すたび、自分の早とちりがおかしくなります。
少し恥ずかしく、それでも楽しい思い出として残った温泉旅行でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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