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「職場の外でも会ってしまうの」休日の外出先にまで現れる同僚。だが、転職を決断した結果

「職場の外でも会ってしまうの」休日の外出先にまで現れる同僚。だが、転職を決断した結果
隣の席になった同僚
四十代で新しい会社に移った私は、席が隣になった同僚と組んで仕事を覚えていきました。
引き継ぎは丁寧で、最初は心強い相手だと思っていたのです。
ところが、日が経つにつれ、質問の中身が少しずつ変わっていきました。
担当業務のことではなく、私の休みの過ごし方や、家の方角を尋ねてくるようになったのです。
「お昼って、いつもどこで食べてるの?」
はじめは、ただの世間話だろうと軽く受け流していました。
職場の距離を縮めたいだけなのだろうと、自分に言い聞かせていたのです。
けれど、答えをはぐらかしても、翌日にはまた同じ質問が返ってきます。私の生活の細部へ、じわじわと入り込んでくる感じがありました。
休日にまで届く「偶然」
その距離は、職場の外にまで伸びました。休日に少し離れた街へ買い物に出ると、同じ売り場で「偶然だね」と声をかけられたのです。
一度きりなら、本当にただの偶然だったのでしょう。
でも、それが二度、三度と続くと、さすがに胸の奥がざわつきました。
「昨日は、どのあたりにいたの?」
メッセージに返事をしないでいると、翌日には決まってそう聞かれます。
私が誰にも話していないはずの予定を、当たり前のように言い当てられることさえありました。
直接、何かをされたわけではありません。それでも、自分の行き先が知られているようで、休みの日でさえ気の休まらない時間が続いていったのです。
転職で引いた一線
ある晩、学生時代からの友人に、たまらず打ち明けました。
うまく言葉にできるか自信はありませんでしたが、どうしても聞いてほしかったのです。
「職場の外でも会ってしまうの」
口に出してみて、自分でも驚くほど疲れているのだと気づきました。
友人は「それは、しんどいね」と静かにうなずいてくれます。
私は、環境そのものを変えることに決めました。ちょうど声のかかっていた別の会社へ、思い切って移ることにしたのです。
連絡先を整理し、新しい職場では住まいの方角も口にしませんでした。
通う道順も、以前とはまるで違うものになりました。
物理的に離れてしまうと、あの落ち着かなさは嘘のように消えました。誰にも行き先を気にされない朝が、こんなにも身軽なものだとは思わなかったのです。
もっと早く動いてもよかったのかもしれません。それでも、自分の毎日を自分の手に取り戻せた今は、心からほっとしています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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