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「12時に帰ると、必ずロビーにいるの」会社の寮で待ち続ける男→気味が悪いと感じた私が下した決断とは

「12時に帰ると、必ずロビーにいるの」会社の寮で待ち続ける男→気味が悪いと感じた私が下した決断とは
残業続きの寮暮らし
新卒で入った会社の寮で暮らし始めて、半年ほど経った頃のことでした。
仕事はいつも遅くまで続き、私が寮へ帰り着くのは、たいてい日付が変わる前後だったのです。
二十代前半の私にとって、慣れない街での寮生活は心細いものでした。
夜遅く、静まりかえった建物へ帰るときは、足早にロビーを抜けていました。
その寮は、女性の部屋がある階と男性の部屋がある階が、きちんと分かれている造りでした。
だからこそ、安心して暮らせるはずだと思っていたのです。
ところが、ある時期から、帰宅のたびに気にかかることが増えていきました。
待ち構えているような気配
私と同じ年ごろに見える男性が、いつもロビーの同じ場所にいるのです。
私が帰ると、決まって「お疲れ様です」と声をかけてきました。
話したこともない相手でしたが、初めは同じ寮の人だからと、軽く会釈して通り過ぎていました。
けれど、それが毎晩となると、さすがに落ち着きません。
気づけば、私がエレベーターへ向かうと、その人もあとをついてくるのです。
男性の階とは違うのに、女性の部屋がある階のぎりぎりまで一緒に上がってきました。
「今日も遅かったんですね」
そう声をかけられても、どう返せばいいのか分かりませんでした。
一度でも応じれば、もっと近づかれてしまう気がして、目を合わせないようにしていたのです。
それでも、私が帰る時間になると、その人は必ずロビーにいます。まるで、私の帰りをずっと待っているかのようでした。
環境を変えると決めて
このまま我慢し続けても、気持ちが休まる日は来ない。
そう思った私は、寮を管理している担当の方へ相談することにしました。
「12時に帰ると、必ずロビーにいるの」
私が帰るころに毎晩その男性がロビーで待っていること、女性の階の近くまでついてくることを伝えました。
担当の方は真剣に耳を傾け、すぐに動いてくれたのです。
話し合いの末、私は別の場所へ移ることを決めました。
会社にも事情を話し、寮を出て、駅の近くのアパートで暮らし始めたのです。
新しい部屋へ帰る夜は、誰の気配を気にすることもありませんでした。
玄関の鍵を開けるとき、強ばっていた肩の力が、自然と抜けていくのが分かりました。
あのとき、我慢せずに環境ごと変えてよかった。自分の安心は、自分で守っていいのだと、ようやく思えるようになりました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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