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「毎週水曜の2時、カフェにいるね」数回挨拶しただけの女性→気味が悪い一言に絶句

通い始めたスクールで
四十を過ぎて、何か新しいことを始めたくなり、近所のカルチャースクールに通い始めました。
同じ教室に、少し年上の五十代くらいの女性がいて、顔を合わせれば会釈をする程度の間柄になりました。
話したことといえば、天気のことや講座の感想くらいのものです。
名前も、住んでいる場所も、互いにくわしくは知りませんでしたし、教室の外で会ったことも一度もありませんでした。
感じの悪い人ではありません。むしろ、いつもにこやかで、丁寧な物腰の方だと思っていたのです。
覗き込むように
ある日の休憩時間のことでした。その女性が、私のほうへすっと近づいてきて、まるで手元を覗き込むような距離で、笑顔のまま口を開いたのです。
「毎週水曜の2時、カフェにいるね」
一瞬、何を言われたのか分かりませんでした。
たしかに私は、水曜の午後になると、駅前のカフェで一人の時間を過ごすのが習慣でした。
手帳に書き留めるわけでもなく、ただ気の向くままに立ち寄っていた場所です。
けれど、そんな話をこの人にした覚えは、まるでないのです。
「いつも同じ席で、何してるの」と、女性は楽しげに続けました。
私が決まって座る奥の席まで、なぜか知っているようでした。
心臓が、とくんと嫌な音を立てました。楽しげなその表情と、口にしている中身とが、どうにも噛み合わない気がしたのです。
そっと離れる
どうして知っているのか。おそるおそる尋ねると、女性はあっさりと答えました。
「後ろの席から、いつも見てるもの」
悪びれた様子は、少しもありません。
むしろ、親しみを込めたつもりなのかもしれません。それでも私は、背中のあたりがひやりとするのを、抑えられませんでした。
思えば、その人と教室の外で会う約束をしたことは、一度もありませんでした。
それなのに、私の水曜日だけが、細かなところまで知られていたのです。
楽しみだったはずの一人の時間が、知らないところで、ずっと誰かに見られていた。そう思うと、あの席に座る気には、もうなれませんでした。
次の週から、私はそのカフェへ行くのをやめました。スクールに通う曜日も、そっと変えました。
大げさに騒ぐことはせず、ただ静かに距離を取ったのです。それでも、水曜の午後にふと窓の外へ目をやると、あの笑顔が浮かんでは、今も小さく胸がざわつきます。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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