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「ちょっと、距離感近くない?」指導についてくれた年上の先輩。だが、距離が近すぎる理由に納得した瞬間

距離の近い先輩
初めて入ったアルバイト先で、私の指導についてくれたのは、少し年上の先輩でした。
とにかく面倒見がよくて、こちらが困る前に声をかけてくれる人だったのです。
ただ、その距離の近さに、最初の私は少しだけ身構えていました。
休憩の時間になると、決まって隣に来て、あれこれと質問してくるのです。
「休みの日は何してるの。好きな食べ物は?最近ハマってることってある?」
プライベートなことまで矢継ぎ早に聞かれて、どう答えたものかと、言葉に詰まってしまうこともありました。
悪気がないのは伝わるのに、うまく調子を合わせられない自分がいたのです。
戸惑いの正体
働きはじめた初日のことは、今でもよく覚えています。
慣れない仕事に気を張っていた分だけ、余計に印象へ残っているのかもしれません。
「ちょっと、距離感近くない?」
私は思わずそうつぶやいていました。悪い人ではない。
それは分かるのに、どうしてこんなに戸惑うのだろうと、自分でも不思議でした。
けれど何日か過ごすうちに、気づいたことがあります。
先輩が話しかけてくれるのは、新人の私が職場で浮いてしまわないよう、気を配ってくれていたからでした。
「一人でいると、心細いでしょ。分からないこと、遠慮なく聞いてね」
その一言を聞いて、勝手に身構えていた自分が、少し恥ずかしくなったのです。
自然な距離へ
それからの私は、無理に距離を縮めようとするのを、いったんやめてみることにしました。
プライベートで気を張るのではなく、仕事を通じて少しずつ、言葉を交わしていったのです。
「先輩、この作業のコツ、教えてもらえますか」
そうやって仕事の話を重ねるうちに、私たちの間には、どちらも無理をしない、ちょうどいい距離感が生まれていきました。
返せる範囲で少しずつ自分のことも話すようになって、会話が前よりずっと軽くなっていったのです。
「最近、ずいぶん落ち着いて動けるようになったね」
そう笑ってくれた先輩に、私も自然と笑い返していました。あんなに身構えていたのが、まるで嘘みたいでした。
心地よいと感じる距離は、人それぞれ違う。相手を知りながら、少しずつ間合いを見つけていけばいい。そんな当たり前のことを、あの職場で教わった気がしています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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