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「本名は今度ね、まずランチしましょ」初対面で本名を隠し連絡先を交換したママ友。だが、正体が分からず凍りついた

「本名は今度ね、まずランチしましょ」初対面で本名を隠し連絡先を交換したママ友。だが、正体が分からず凍りついた
支援センターで会った物腰やわらかなママ
下の子を連れて、よく子育て支援センターに通っていた時期のことです。その日、隣に座ったママと、自然に話が弾みました。
子どもの月齢が近いこと、離乳食の悩み、寝かしつけの苦労。話題は尽きず、あっという間に時間が過ぎていきました。
「うちも夜泣きがひどくて、毎晩くたくたなんです」
そんな他愛ない話にも、うんうんと深くうなずいてくれる。物腰がやわらかく、感じのいい人だな、というのが第一印象でした。
帰りぎわ、そのママのほうから声をかけてきました。
「よかったら、連絡先を交換しませんか」
親しみやすい人だと思っていたので、私はなんの疑いもなく応じました。今思えば、ここで気安く交換したのが、間違いのはじまりでした。
「この名前、本名じゃないんです」
登録が終わって画面に表示されたのは、名字のない、下の名前だけの登録でした。私がそれをなにげなく読み上げると、彼女はにっこり笑って言ったのです。
「この名前、本名じゃないんです」
一瞬、意味が分からず、私は聞き返しました。
「え、じゃあ……本名は?」
返ってきた答えに、背筋がすっと冷たくなりました。
「本名は今度ね、まずランチしましょ」
初対面の相手に、どうして本名を隠すのだろう。しかも、隠していること自体を、まるで楽しんでいるような口ぶりでした。
笑顔なのに、目だけが探るようにこちらを見ている気がして、その場から早く離れたくなりました。
それからも、彼女からは毎日のようにメッセージが届くようになりました。
「今度、ランチしましょ」
「お家に遊びに行ってもいい?」
誘いは日に日に熱を帯びていくのに、名前のことを尋ねても、はぐらかされるばかり。それどころか、彼女が知りたがるのは、決まって私のことでした。
「お家、この辺なんでしょう?近いなら、すぐ行けるね」
自分の名前は隠すのに、私の住まいばかり知りたがる。かみ合わないやり取りに、心臓が嫌な速さで打ちはじめました。相手が何者なのか、どこの誰なのか、最後まで分からないままだったのです。
得体の知れなさに、私はどうしても会う気になれませんでした。楽しかったはずの支援センターでの時間まで、思い返すと、ぞくりと寒気がするようになっていたのです。
「ごめんなさい、しばらくバタバタしていて」
そう言って、やんわりと断り続けるうち、連絡はやがて途絶えました。あの笑顔の奥に何があったのか、今も分かりません。ただ、気安く連絡先を交換してしまったことだけは、今でも少し悔やんでいます。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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