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「うちの子の方が可愛いのに、不公平よ」幼稚園の劇の配役に異を唱えるママ友。だが、ママ友が黙り込んだ理由とは

英才教育が口ぐせのママ友
娘が通う幼稚園に、会うたびに習い事の話をしてくるママ友がいました。
ピアノに英語、体操と、習い事は5つあるそうです。
「うちは英才教育してるから、他の子とは違うのよね」
送り迎えのたび、周りのママに聞こえるようにそう話すのです。誰かが相づちを打つまで、その自慢話は終わりませんでした。悪気がないぶん、余計にたちが悪いのかもしれません。
ある日、クラスの発表会で劇をすることになりました。担任の先生が配役を決め、うちの娘が主役に選ばれたのです。
「あなたなら、みんなをまとめてくれると思ったの」
先生からそう言われた娘は、家でも張り切って台詞を練習していました。
恥ずかしがるお友達に振り付けを教える役まで、自分から買って出ていたそうです。
私はその横顔を、ただ嬉しく見守っていました。
けれど、その配役が知れ渡ると、あのママ友の様子ががらりと変わりました。
祝福の中でひとり沈黙
お迎えの時間、ママ友が大勢のママの前で声を張り上げました。
「うちの子の方が可愛いのに、不公平よ」
あまりの剣幕に、周りのママたちは気まずそうに目を伏せました。
私はその場では、あえて何も言い返しません。娘の頑張りは、大声で主張するものではないと思ったからです。
数日後、担任の先生が私に声をかけてくれました。
「お子さん、練習も一生懸命で、みんなをまとめてくれたんですよ」
その言葉が嬉しくて、私はクラスの連絡の輪に、ありのままを書き込みました。
すると、思いがけないことが起きたのです。
「素敵!うちの子も家で真似してるよ」
「本番、楽しみだね。おめでとう」
次々と祝福のメッセージが届きました。
あの日、気まずそうにしていたママたちが、口々に娘を褒めてくれたのです。
遠慮して黙っていただけで、みんな娘の頑張りをちゃんと見てくれていたのだと分かりました。
画面が祝福で埋まっていく中、ただ一人だけ、何の反応も返さない人がいました。あれだけ大声で騒いだ、あのママ友です。
メッセージには既読だけがつき、そのまま沈黙が続きました。翌朝、お迎えで顔を合わせても、彼女は気まずそうに目を逸らすばかりです。
「おはようございます」
私から挨拶しても、小さく会釈を返すのが精一杯のようでした。あれほど響いていた自慢話は、もう聞こえてきません。
娘の頑張りが、何よりの答えでした。人と比べて騒ぐより、目の前の我が子を信じよう。そう素直に思えた出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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