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「また、庭で袋を叩いてる」深夜0時も止まない隣家の音→手紙で頼んだ翌日から変わった別の物音

深夜0時、隣の庭で鳴り続ける音
その家の異変に気づいたのは、引っ越してきて間もない頃でした。
夜になると、隣の庭から、バサッ、バサッと何かを叩く音が聞こえてくるのです。
最初は布団でも干しているのかと思いました。けれど時計を見ると、針は深夜の0時を回っています。こんな時間に、いったい何を叩いているのか。
カーテンの隙間からそっとのぞくと、暗い庭に隣の家の男性が立っていました。
手にはビニール袋と、丸めた布。
それを地面や物干し竿に、ひたすら打ちつけているのです。
「また、庭で袋を叩いてる」
思わず声が漏れました。音は10分やそこらでは終わりません。30分、1時間と、規則正しく続いていくのです。
虫を払っているのか、埃を落としているのか。けれど、そのどれにも当てはまらないほど、長く、執拗な音でした。
毎晩繰り返される、同じリズム
その音は、一晩だけではありませんでした。翌日も、その次の日も、同じ時間に、同じリズムで庭に響いたのです。
バサッ、バサッ。バサッ、バサッ。
まるで決められた作業のように、男性は毎晩、庭に立って袋と布を叩き続けました。雨の日も、風の強い日も、その手が止まることはありません。
眠ろうとしても、あの音が耳から離れませんでした。私は次第に、夜が来るのが怖くなっていったのです。音が聞こえないかと、布団の中で息を殺して耳をすませている自分がいました。
その音を録音して、誰かに聞いてもらおうかとも考えました。けれど、いざ窓に近づくと体がすくんで、結局は何もできないままでした。
何のためなのか、話しかける勇気もなく、ただその規則正しい音だけが、毎晩、壁越しに届き続けました。
手紙のあとに始まった、別の音
このままでは参ってしまう。
そう思った私は、思い切って手紙を書きました。夜の物音に困っていること、できれば控えてほしいこと。
それだけを、丁寧な言葉で綴りました。
翌朝、その手紙を隣家のポストに入れました。しばらくして様子をうかがうと、手紙は抜き取られていたのです。
確かに、読まれていました。
その夜から、袋を叩く音はぴたりとやみました。ほっと胸をなでおろしたのも、つかの間でした。
数日後、今度は別の音が聞こえてきたのです。ゴォー、ゴォーという、掃除機をかける音。
それが毎日、朝も夜も、家の中から途切れることなく響くようになりました。
やめてほしいと伝えれば、音の種類が変わるだけ。あの規則正しい行動は、形を変えて今も続いています。理由の分からないその音に、私は今も、耳をふさぐ夜を過ごしているのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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