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妻「貯金額まで義母に報告したの?」→夫「隠すことある?」20年連れ添った夫に呆れた瞬間
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妻「貯金額まで義母に報告したの?」→夫「隠すことある?」20年連れ添った夫に呆れた瞬間
毎晩実家に電話する夫
夫は自分の母親のことが、とにかく好きだった。近所に暮らす義母へ、毎晩のように電話をかけるのが日課になっている。
仕事で何があったか、子どもの学校からどんな連絡が来たか。
その日起きた出来事を、夫は一つ残らず母へ報告しているようだった。
「今日ね、下の子が居残りになってさ」
受話器の向こうの義母に、夫は楽しそうに話し続ける。親子仲がいいのは、決して悪いことではない。
ただ、我が家の内側まで筒抜けになっている気がして、私はずっと居心地の悪さを抱えていた。
結婚して二十年、私たちは私たちなりに家庭を築いてきたつもりだ。
それなのに、その舵取りにいつも義母の影がちらつくようで、素直に喜べない自分がいた。
その違和感が確信に変わったのは、義実家に立ち寄ったある午後のことだ。お茶を飲みながら、義母がふとこう漏らした。
「お宅、貯金も順調に増えてるみたいでよかったわね」
湯呑みを持つ手が、ぴたりと止まった。貯金額なんて、夫婦のあいだでしか話していないはずのことだった。
車内で引いた二人の線
帰りの車の中で、私はハンドルを握る夫にたずねた。
「貯金額まで義母に報告したの?」
夫はあっさりとうなずく。悪びれた様子はまるでない。
「隠すことある?」
その一言で頭に血が上りかけたが、私は感情をぶつける代わりに、具体的な例を一つずつ並べることにした。
「じゃあ聞くけど、この前あなたに相談した私の仕事の悩みも、お義母さんは知ってるの?」
夫の返事が、少し遅れた。
「……まあ、話したかも」
「子どもの成績のことも?私たちの貯金がいくらあるかも?」
今度は答えが出てこない。夫の口が、開きかけて閉じた。
「親子で仲がいいのは私もうれしいよ。でもね、我が家のことは、まず私たち二人のものでしょう」
信号待ちの車内が、しんと静まり返った。夫はしばらく黙り込み、やがて小さくつぶやいた。
「……言われてみれば、そうだよな。全部話すのが当たり前になってた」
その週末、義実家を訪ねると、義母のほうから声をかけてきた。
「この子ったら、急に『家のことはあんまり話さない』なんて言い出してねえ」
義母はおかしそうに笑っている。夫はばつが悪そうに頭をかき、私のほうをちらりと見た。その顔には、これまでにない気まずさがにじんでいた。
あれから夫は、何でもかんでも報告する癖をやめた。今では話す前に、必ず私に確認する。
「これは、お義母さんに言ってもいい話?」
その一言を聞くたび、私は静かに笑ってうなずくのだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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