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「借金払った程度で見下すな!」夫の隠していた借金を払った妻。だが、夫の逆ギレに義両親を呼びつけた結果

消えた貯金と隠された借金
一目ぼれしたと言って告白してきたのは、夫のほうだった。
優しい人だと思っていた。式を挙げて半年、私は通帳の残高を見て凍りついた。
夫に多額の借金があると分かったのは、その直後だった。
問い詰めると、夫はばつが悪そうに目を逸らした。
「黙っててごめん。でも、なんとかなると思ってた」
なんとかなるわけがない。
家族を守りたい一心で、私は自分の貯金を返済に回すと決めた。幼い息子を抱えて、これ以上崩れるわけにはいかなかった。
貯金を充てても、借金は残った。私は息子を寝かしつけたあと、深夜に在宅の仕事を足して、少しずつ穴を埋めていった。
返済の記録は、一円単位でノートに書き残した。いつか役に立つ気がして、金融会社の明細も封筒にまとめて取っておいた。
感謝どころか逆ギレ
数年かけて、借金はようやく片づいた。
ねぎらいの一言くらいはあるだろう。そう思っていた私に、夫はまるで逆の言葉を投げつけた。
「借金払った程度で見下すな!」
耳を疑った。見下したつもりなど、一度もない。ただ、家計を立て直したかっただけだ。
言い返そうとした私の膝に、息子がしがみついてきた。その小さな手を見て、私は言葉を飲み込んだ。
(ここで揉めても、この子が怖がるだけだ)
その夜、私は封筒の中の明細を、もう一度並べ直した。泣き寝入りする気は、もうなかった。
借用書を義両親の前へ
翌週の休日、私は義両親を家に招いた。夫が油断した顔でお茶をすする横で、私はノートと明細を、テーブルの上に静かに広げた。
「明細、ご両親に見せます」
夫の顔から、さっと血の気が引いた。
「おい、やめろ」と声が裏返る。
けれど義母は、明細を一枚ずつ手に取り、みるみる表情を変えていった。
「あなた、これ全部……奥さんに払わせてたの?」
夫は口を開きかけて、言葉を飲み込んだ。義父はしばらく黙ったあと、低い声で言った。
「この家の金は、この人が預かる」
夫はもう、一言も返せなかった。うつむいたまま、テーブルの木目をただ見つめていた。
帰り際、義母は私の手を握って言った。
「よく一人で抱えたわね。ごめんなさいね」
その一言に、張り詰めていたものが少しだけ緩んだ。
その日から、家計の通帳を握るのは私になった。夫は毎月、決まった返済分を黙って差し出してくる。
「これからは、私が管理します」
私がそう告げると、夫は小さくうなずくだけだった。
以前は私の顔色をうかがいもしなかった夫が、今は何を買うにも「これ、いい?」と聞いてくる。立場は、静かに入れ替わっていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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