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「うちの娘は塾なしで合格したわ」と息子を見下した義姉。だが、息子の指定校推薦の結果に絶句

自慢の姪と、比べられる息子
子どもたちがまだ小中学生だった頃の話だ。夫の姉は、顔を合わせるたびに私と子どもを品定めしてきた。
「あなたの子、ピアノも成績も平凡ね」
その一言を、いつも笑顔で言ってくる。確かに義姉の娘は、容姿も成績も飛び抜けていた。
卒業式や合唱コンクールでは学年代表でピアノを弾き、義母にとっても自慢の孫だった。
「うちの子は、放っておいても一番なのよ」
親戚が集まるたび、話題の中心は姪っ子だ。私は曖昧に頷きながら、隣で小さくなっている息子の手を、そっと握るしかなかった。
塾選びへの口出し
息子が中学に上がり、私が塾のパンフレットを広げていた時だった。
「うちの娘は塾なしで合格したわ」
義姉は、わざわざそう言いに来た。
お金をかけないと勉強できない子なのね、と顔に書いてある。
「そうなんですね。うちはこの子に合うところを、ゆっくり探してます」
「あらそう。まあ、無理しない方がいいんじゃない?」
見下したような笑みに、胸の奥がきしんだ。それでも私は、息子の前で言い返すのをやめた。比べられて一番つらいのは、この子なのだ。
「母さん、僕、ちゃんとやるから」
息子のその言葉だけを、私は信じることにした。
数年後、入れ替わった立場
息子は、決して上位とは言えない高校へ進んだ。
それでも腐らず、コツコツと努力を重ねた。そして三年生の春、指定校推薦で中堅の大学に合格を決めた。
「母さん、受かったよ」
玄関で報告する息子の顔を、私は一生忘れないと思う。
一方、あれほど自慢だった姪は、高校でアルバイトと恋愛に夢中になり、第一志望の指定校推薦には届かなかったと聞いた。
親戚の集まりで、義姉と顔を合わせた。
いつものマウントが始まる、と身構えた私に、義姉は何も言ってこなかった。
「息子さん、推薦で決まったんですってね……」
声は、明らかに小さかった。義母が横から、嬉しそうに口を挟む。
「あの子、最後までよく頑張ったわねえ」
その言葉に、義姉の表情がこわばった。何か言いかけて、口をつぐむ。そして、ばつが悪そうに視線を逸らした。
私は勝ち誇ったりはしなかった。ただ、静かに頭を下げた。
「おかげさまで。あの子なりに、頑張ってくれました」
それ以来、義姉が私の子の成績を口にすることは、一度もなくなった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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