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「おい、回覧板を回すのが遅いぞ!」近隣住民から入った苦情。だが、私が明かした事実で仕組みが変わった瞬間

「おい、回覧板を回すのが遅いぞ!」近隣住民から入った苦情。だが、私が明かした事実で仕組みが変わった瞬間
届いたのは期限の一週間前
家を建てて引っ越し、町内会に入った。
私の組は十一軒。
順番が回ってきて、その年は我が家が組長だった。
ある朝、同じ組の高齢の住民から電話がかかってきた。
「おい、回覧板を回すのが遅いぞ!」
「すみません、提出の期限ってこの週末でしたよね」
「だから遅いって言ってるの。うちに届く頃には書く時間がないのよ」
言われて、こちらも黙ってはいられなかった。
そもそも提出期限のある資料が、自治会長から届くのは決まって期限の一週間前。
十一軒を一日一軒ずつ回しても、最後の家に届く頃には締め切りが過ぎている。
「資料がうちに来るのが遅いんです。回す側もどうにもできなくて」
「言い訳しないでよ。前の組長さんはちゃんと回してたんだから」
「うまく付き合って」の一言
このままでは埒が明かない。私は自治会長に直接かけ合った。
「資料、もう少し早く回してもらえませんか。一週間前だと、十一軒には足りないんです」
返ってきたのは、思ってもみない言葉だった。
「まあまあ、あの人ね、昔からああいう人だから。うまく付き合ってよ」
「付き合うも何も、物理的に間に合わないんです」
「そう言わずにさ。組長さんなんだから、そこは上手にやって」
改善する気はないらしい。それどころか、苦情の相手と私の間に立つことすら面倒だという顔だった。
一覧表を配った組長会議
このまま一年耐えるしかないのか。
そう思いかけて、私はやめた。
資料が届いた日付を、半年ぶんカレンダーに書き留めていたのを思い出したのだ。
次の組長会議で、私はその記録を表にして全員に配った。
発送日と提出期限を並べた、ただの一覧。
「これ、いつも期限の一週間前に届いてますよね。これだと回しきれないんです」
「ほんとだ。うちもいつもギリギリで困ってた」
「うちなんて、隣に渡す前に締め切り過ぎてたよ」
声をあげたのは私だけではなかった。
他の組長たちも、次々と同じ不満を口にし始めた。
「会長、これは発送をもっと早めてもらわないと」
表を前に、自治会長は何も言い返せなかった。翌月から、資料は提出期限の二週間前に届くようになった。
回す時間に余裕ができ、あの住民からのショートメッセージも、いつの間にかぴたりと止んだ。
「遅い」と言われ続けた一年は、たった一枚の記録で終わった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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