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「席を、移してもらえますか」ファミレスで言い争う2人。だが、席を移動してくれた店員の対応で状況が一変

「席を、移してもらえますか」ファミレスで言い争う2人。だが、席を移動してくれた店員の対応で状況が一変
案内されたのは、言い争う二人の隣だった
休日の昼、友人と待ち合わせてファミリーレストランに入りました。
案内された席に腰を下ろしてすぐ、隣のテーブルから大きな声が聞こえてきました。
座っていた二人が、何かを言い争っているようです。
内容まで聞くつもりはありませんでしたが、声が大きいため、どうしても耳に入ってきます。
友人が周囲を見ながら、小さな声で言いました。
「ほかにも席、空いてるよね」
確かに、少し離れた場所には空いているテーブルがいくつか見えます。ただ、案内されたばかりで席を変えてほしいと言うのも気が引けました。
「少し様子を見ようか」
そう答えてメニューを開きましたが、隣の声はなかなか収まりません。
しばらくして、通路を歩いていた店員さんと目が合いました。注文だと思ったのか、こちらへ近づいてきます。
私は隣の二人に聞こえないよう、声を落として頼みました。
「席を、移してもらえますか」
店員さんは一瞬ハッとした表情をして、隣のテーブルへ目を向けました。
「分かりました。こちらへどうぞ」
案内されたのは、通路を挟んだ奥の席でした。友人と移動し、ようやく少し落ち着くことができました。
席を移っても、声は店内に響いていた
ところが、奥の席へ移ってからも二人の声は聞こえてきました。
むしろ先ほどより大きくなっているようで、離れた私たちのところまで言い合う声が届きます。周囲のテーブルでも、会話を止めてそちらを見る人が増えていました。
「これは、さすがに気になるね」
友人と顔を見合わせていると、先ほどの店員さんが言い争っている二人のテーブルへ歩いていきました。
店員さんはテーブルの横で少し身をかがめ、落ち着いた声で話しかけます。
「恐れ入りますが、お食事中のお客様もいらっしゃいますので、少しお声を落としていただけますか」
二人はそこで言葉を止めました。
店内を見回して、周囲から視線が集まっていることに気づいたようです。その後は、先ほどまでとは違う小さな声で話し始めました。
大げさな騒ぎになることもなく、店員さんもそれ以上何かを言うことはありませんでした。
少しすると、店内には食器の音や客同士の会話が戻ってきました。
運ばれてきた料理を食べながら、友人がほっとしたように言います。
「これなら落ち着いて食べられるね」
会計を終えて店を出るとき、先ほどの店員さんと目が合いました。私が軽く会釈すると、店員さんも小さく頭を下げてくれました。
最初は席を移してほしいと言うことさえ迷いましたが、我慢し続ける必要はなかったのだと思います。
こちらの様子から事情に気づき、その後も店内の状況を見て対応してくれた店員さんのおかげで、友人とのランチを落ち着いて終えることができました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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