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「そのバッグ、まだ使ってるんだ?」園の帰りに言われた一言。周りのママがそっと話題を変えた理由

「そのバッグ、まだ使ってるんだ?」園の帰りに言われた一言。周りのママがそっと話題を変えた理由
持ち物の話になると、誰かと比べる人だった
幼稚園の送り迎えでよく顔を合わせるAさんは、最初のころ、とても話しやすい人だと思っていました。
自分から気さくに声をかけてくれるので、人見知りの私にとってはありがたい存在でした。
「今日も早いね。一緒に待とうよ」
そんなふうに声をかけてもらい、門の前で話すことも少しずつ増えていきました。
ただ、付き合いが長くなるにつれて、少し気になることも出てきました。
Aさんは、服やバッグ、子どもの習い事などの話になると、よく誰かと比べるのです。
「その服、去年も着てなかった?」
「○○ちゃんのママ、この前新しいバッグ持ってたよね」
本人に悪気があるのかは分かりません。ただ、私は持ち物をいちいち比べられるのが苦手だったので、そういう話になるたびに少し居心地の悪さを感じていました。
とはいえ、送り迎えで会えば普通に話します。わざわざ距離を置くほどでもないと思い、そのまま付き合いを続けていました。
「そのバッグ、まだ使ってるんだ?」
ある日のお迎えのあと、私を含めた数人のママで園の門の近くに立って話していました。
子どもたちは近くで遊んでいて、私たちは翌日の持ち物や園の予定について話していました。
すると、Aさんが私の肩に掛けていたバッグを見て言いました。
「そのバッグ、まだ使ってるんだ?」
私は一瞬、どう返せばいいのか分かりませんでした。
確かに何年か使っているバッグです。けれど壊れているわけでもなく、使いやすくて気に入っていたので、買い替えようと思ったこともありませんでした。
「うん。使いやすいから、まだ使ってるよ」
そう答えると、Aさんは笑いながら、
「物持ちいいね」
と言いました。
その場にいたほかのママたちは、特に笑うことも、Aさんの言葉に乗ることもありませんでした。
少し間が空いたあと、ひとりのママが、
「そういえば、明日って体操服で行くんだよね?」
と話題を変えました。
「そうそう。上履きも持っていくんだって」
別のママもすぐに答え、話はそのまま園の予定に戻っていきました。
誰かがAさんを注意したわけでも、私をかばう言葉を口にしたわけでもありません。
それでも私は、少しほっとしました。
もしそこで誰かが笑っていたら、「やっぱり古いバッグを使っているのは変なのかな」と気にしてしまったと思います。
でも、誰もその話を広げなかったことで、「気にする必要はないんだ」と思えました。
帰り道、改めてバッグを見ると、やっぱり私はこのバッグが好きでした。
人が何を使っているかは、その人が決めればいい。そう思ってからは、Aさんに持ち物のことを言われても、以前ほど気にならなくなりました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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