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「きっちり割り勘ね」2泊3日の旅先で私の倍以上注文した彼。だが、最終日の会計で伝えた気持ちとは

「きっちり割り勘ね」2泊3日の旅先で私の倍以上注文した彼。だが、最終日の会計で伝えた気持ちとは
旅費もホテル代も、最初から半分ずつだった
付き合って2年になる彼と、2泊3日の国内旅行に出かけたときのことです。
旅行の計画を立てている段階から、彼はお金についてはっきりさせたいタイプでした。
「交通費もホテル代も、きっちり半分ずつにしよう」
私はその考え方に不満はありませんでした。どちらか一方に負担が偏るより、最初から決めておいたほうが気楽だと思ったからです。
少し違和感を覚えたのは、初日の夕食でした。
彼は食べ歩きが好きで、旅行先では名物をできるだけ楽しみたい人です。
店に入ると、地元の料理を何品も注文し、さらに気になる地酒もいくつか頼んでいました。
一方、私はお酒が飲めず、食べる量も多くありません。自分用に頼んだ料理とお茶だけで十分でした。
彼が楽しそうにしていたので、そのときは特に気にしていませんでした。
ところが会計になると、彼は伝票を見ながら当然のように言いました。
「じゃあ、半分ずつね。きっちり割り勘で」
一瞬、返事に詰まりました。
注文した金額だけを見れば、彼の分は私の倍以上あります。それでも私は、「旅行中の食事なんだから、細かく分けるのも感じが悪いかな」と考え、その日は何も言わず半額を払いました。
二日目も似たような状況になりました。彼は名物料理やお酒をいくつも頼み、私は自分が食べられる分だけ。それでも会計では、また半分ずつでした。
彼に悪気があるようには見えませんでした。おそらく彼の中では、旅行中の食事は二人で楽しむものだから、代金も半分ずつにするのが公平だと思っていたのでしょう。
ただ、二日続くと、私はだんだん納得できなくなっていました。
最終日の昼食で、初めて伝票を分けた
最終日の昼食でも、彼はいくつかの名物料理を注文しました。私は小さな定食とお茶だけにしました。
食事を終えて伝票が置かれたとき、彼がいつものように財布を出そうとしたので、私は先に声をかけました。
「今日は、それぞれ自分が頼んだ分を払わない?」
彼は少し意外そうな顔をしました。
「今まで半分ずつだったじゃん」
そこで私は、伝票を見せながら説明しました。
「私はお酒も飲んでないし、頼んでる量もかなり違うでしょ。旅行代やホテル代を半分ずつにするのはいいけど、食事まで全部半分だと、ちょっと違うかなって思ってた」
責めるつもりはありませんでした。ただ、黙って払い続けるのも違うと思ったのです。
彼は伝票を見て、自分が頼んだ料理と私の注文を見比べました。
「……確かに、俺のほうがだいぶ多いな」
少し気まずそうに笑ったあと、「なんとなく旅行中は全部半分って思ってた」と言いました。
その日は、それぞれが注文した分を払いました。
帰りの電車に乗ってしばらくすると、彼が小さな声で言いました。
「昨日までの分も、気づかなくてごめん」
私は謝ってほしかったわけではありません。
割り勘そのものが嫌だったわけでもありません。ただ、「半分ずつなら公平」と決める前に、お互いがどれくらい使っているのかを少し考えてほしかったのです。
公平という言葉の意味は、いつも単純に二等分することではないのだと感じた旅行でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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