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「日にち、今日だと聞いていて」葬儀の日を間違えて連絡してしまった叔母。だが、伯父が責めなかった理由とは

葬儀の前日、予定にない親族がやってきた
祖父が亡くなったとき、葬儀の日程を親族へ連絡する役目は、叔母が引き受けてくれていました。
遠方に住む親族も多く、叔母は葬儀社から渡された予定表を見ながら、一軒ずつ電話をかけていました。
祖父を自宅で見送ることになっていたため、葬儀の前日も家には親族が集まり、祭壇の準備や翌日の確認をしていました。
そんな昼過ぎ、玄関のチャイムが鳴りました。
扉を開けると、喪服姿の親戚夫婦が立っています。
「あれ?もう来てくれたの?」
母が驚いて尋ねると、相手も不思議そうな顔をしました。
「日にち、今日だと聞いていて」
その一言で、その場にいた全員が顔を見合わせました。
葬儀は翌日の予定です。念のため予定表を確認しても、やはり間違いありません。
そこへ叔母がやってきて、話を聞いた途端、表情を変えました。
「もしかして、私が間違えて伝えたのかも」
叔母は手帳を開き、親族へ連絡したときのメモを確認し始めました。
すると、その夫婦の名前の横だけ、葬儀の日付が一日前の日付で書かれていたのです。
「じいちゃんに呼ばれたと思えばいい」
叔母はすぐに何度も頭を下げました。
「本当にごめんなさい。予定表を見ながら電話していたのに、私が日にちを言い間違えたみたいで……」
遠方から来てもらった相手だけに、叔母の顔は青ざめていました。
葬儀の準備で慌ただしいなか、何十軒にも連絡をしてくれていたことは、みんな知っています。それでも本人は申し訳なさそうに、何度も謝り続けていました。
すると、そばで聞いていた伯父が言いました。
「そんなに謝らなくていいよ。じいちゃんが、もう一日早く顔を見せに来いって呼んだんだろう」
親戚夫婦も笑って、祭壇の祖父に手を合わせました。
「それなら、来てよかったわ。今日はゆっくり顔を見ていくね」
結局、その日はしばらく祖父の思い出話をして過ごし、夫婦は翌日の葬儀にも改めて来てくれました。
叔母は最後まで恐縮していましたが、誰ひとり責める人はいませんでした。
大切な人を亡くした直後は、誰もが普段どおりではいられません。あの日、間違いを責めるのではなく、祖父との時間が一日増えたのだと受け止めた伯父の言葉を、私は今でも覚えています。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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