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「料金は払っているでしょう!」食べ放題の料理をタッパーに詰める客。だが、店員が正論をぶつけた結果

「料金は払っているでしょう!」食べ放題の料理をタッパーに詰める客。だが、店員が正論をぶつけた結果
料理をタッパーへ移す女性
休日の昼下がり、私は友人とビュッフェ形式のレストランを訪れました。
店内には家族連れや友人同士のグループが多く、料理台には、から揚げや煮物、サラダなどがずらりと並んでいました。
私たちも何度か料理を取りに行き、食事を楽しんでいたときのことです。
斜め向かいの席に座る四十代くらいの女性が、鞄の中から透明な保存容器を取り出しました。
そして、皿に山盛りにしてきた料理を、次々と容器の中へ移し始めたのです。
「あの人、持って帰るつもりなのかな」
友人が小声でつぶやきました。
女性は周囲を気にする様子もなく、から揚げを一つずつ詰めると、空になった皿を持って再び料理台へ向かいました。
しばらくすると、今度は煮物やパンを持ち帰り、別の容器へ詰めています。
食べ放題とはいえ、店内で食べることを前提としたサービスです。持ち帰りが認められていないことは、私たちのテーブルに置かれた案内にも書かれていました。
ただ、私たちが直接声をかければ、かえってトラブルになるかもしれません。
どうすることもできずにいると、料理を補充していたスタッフが、女性の行動に気づいたようでした。
スタッフが伝えた店のルール
スタッフはすぐに注意するのではなく、近くにいた責任者らしき男性へ声をかけました。
少しして、男性スタッフが女性の席へ向かいます。
「お食事中に失礼いたします」
落ち着いた声で話しかけられ、女性は保存容器のふたを閉める手を止めました。
「当店のお料理は、店内で召し上がっていただくためにご用意しております。恐れ入りますが、お持ち帰りはご遠慮ください」
すると、女性は不満そうに眉をひそめました。
「私が取ったのよ。口出ししないで」
さらに、容器を鞄へ入れようとしながら続けます。
「ちゃんと料金は払っているでしょう!残すより、持って帰ったほうがいいじゃない」
スタッフは声を荒らげることなく、テーブルに置かれた案内を指しました。
「料金は、店内でお召し上がりいただくサービスに対して頂戴しております」
「また、持ち帰ったあとの温度管理ができないため、衛生上の理由からもお断りしています」
女性は納得できない様子で、しばらくスタッフをにらんでいました。
「少しくらい、見逃してくれてもいいでしょう」
「申し訳ございません。ほかのお客様にも同じルールでお願いしております」
スタッフはそう答えると、容器に入れた料理については、店内で食べるか、退店前に処分するよう求めました。
周囲の客も騒ぎに気づき始め、女性は居心地が悪くなったようです。
「もう食べられないわよ」
そう吐き捨てると、女性は容器の中身を店員が用意した廃棄用の袋へ移しました。
そして空になった容器を鞄へ戻し、会計を済ませて足早に店を出ていきました。
スタッフは女性が去ったあとも特に騒ぎ立てず、何事もなかったかのように片付けを始めました。
「怒鳴り返さずに、きちんと説明していたね」
友人の言葉に、私もうなずきました。
食べ放題は、料金を払えば料理を自由に持ち帰ってよいサービスではありません。
相手の態度に流されず、店のルールとその理由を冷静に伝えたスタッフの姿が印象に残った出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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