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「洗濯物までは頼まれてないだろ」子供4人を見てくれた夫。だが、散らかし放題だった家に、私が突きつけた事実

3時間ぶりの外出から帰ったら
子どもが4人いると、自分の時間なんてほとんどありません。
だから、久しぶりに友達とお茶をする約束をした日は、前の週からそわそわしていました。
「行っておいでよ。4人くらい、俺が見てるから」
夫は胸を張ってそう言ってくれました。実際、夫は子どもたちをかわいがってくれます。
危ないことをすれば止めるし、けんかがあれば仲裁もする。
だから安心して、私は3時間だけ家を空けたのです。
帰宅し、玄関を開けた瞬間、笑顔が固まりました。
リビングの床には、脱ぎ散らかされた服。テーブルにはお菓子の袋とジュースのコップが出しっぱなし。
流しには出かける前にはなかった食器が山になっていて、洗濯物はベランダで夕方の風に揺れたままでした。
「ただいま…これ、どうしたの」
「おかえり。全員無事だよ。ケンカもなし」
夫はソファに寝転がったまま、テレビから目を離さずに言いました。
子どもたちは元気に走り回っています。たしかに、無事です。
無事なんですけど。
「洗濯物、取り込んでくれてもよかったのに」
「洗濯物までは頼まれてないだろ」
その一言で、楽しかった3時間の余韻が、すっと消えていきました。
見てるのと、回してるのは違う
いつもの私なら、ここで飲み込んでいました。言い返したところで、不機嫌になられて終わるだけだから。
でもその日は、口が勝手に動いていたのです。
「見ててくれてありがとう。でもね、見てるのと、回してるのは違うよ」
夫が、初めてテレビから顔を上げました。
「私が出かけた3時間で増えた洗い物と、この服。片付けるところまでが、見るってことだよ。私が家にいる日は、見ながら全部これを回してるの」
夫の目が、テーブルの上のコップと、床の服のあいだを行ったり来たりしました。
「いや、でも、それは…」
そこで口を閉じ、もう一度言いかけて、また閉じる。
そのあとは、何も出てきませんでした。
そのとき、上の子がぽつりと言いました。
「パパ、ずっと座ってたよね」
下の子まで「ずっとテレビ」と続けて、夫は言葉を失ったままゆっくり体を起こしました。
無言でコップを流しに運び、床の服を拾い始めたのです。
次に私が出かけた日。帰ると、床には何も落ちていませんでした。
食器は洗いかごに伏せられ、洗濯物はたたまれてソファに積んであったのです。
夫は、疲れた顔で笑いました。
「これ、地味にきついな」
「でしょ」
私はそれだけ返して、たたまれた洗濯物の山を、そっと抱えました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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