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「洗濯機を買いたいから連れて行って」妊娠中の私を連れ回す義母。30分待たされた身重の嫁を守った夫の一言

洗濯機のはずが、三十分待ちぼうけ
夫の休みの日は、一人暮らしの義母のもとへ孫の顔を見せに通うのが、我が家の決まりでした。
義母は足が悪く、大きな買い物のときは夫が車を出します。その日は「洗濯機を買いたいから連れて行って」と頼まれ、私も身重の体でついていくことにしました。
当時の私は、妊娠して自宅安静を言い渡されていました。
それでも義母ひとりでは荷物も運べません。娘を抱えながら、少しでも役に立てればと思ったのです。
ところが家電売り場に着くと、義母は洗濯機そっちのけ。近くの衣料品店や日用品の棚を、あちこち見て回りはじめたのです。
「これ安いわねぇ」「あら、こっちも見ておこうかしら」
気づけば三十分。私と娘は通路で立ちっぱなしでした。腹ぺこで眠くなった娘は、ぐずって泣きべそをかいています。
「ママ、おなかすいた」
抱っこをせがむ娘を、しゃがんであやします。お腹の張りを感じて、思わず棚に手をつきました。それでも義母は、私のふくらんだお腹をちらりとも気にかけません。
ようやく戻ってきた義母が口にしたのは、ひと言だけでした。
「ごめんね〜、つい」
娘に何か食べさせようとも、飲み物を買おうとも言いません。私の体調をたずねる言葉も、ひとつもありませんでした。
こういうことは、一度や二度ではありませんでした。孫を可愛がってくれるのはありがたい。けれど、私への気づかいだけが、いつも抜け落ちているのです。
伝言ゲーム
いちばん堪えたのは、義母の話し方でした。すぐ近くに私がいるのに、用があると必ず夫を通すのです。
「あなたから伝えて」
「来週の法事のこと、あの子は来られるのか聞いといて」
目の前の私にではなく、夫に。まるで伝言係でした。
訪ねるたびに、気持ちがすり減っていきます。
その夜、私は思いきって夫に打ち明けました。
娘を待たせたこと、安静の身をおしてついていったこと、そして毎回の伝言ゲームのこと。
夫は黙って最後まで聞くと、次の休みに義母へこう切り出しました。
「妻に話があるなら、俺を通さず本人に言って。それと、無理な買い物の付き添いはもう控えるよ。今は大事な時期なんだから」
義母は一瞬きょとんとして、それから気まずそうに目を伏せました。
「……そうね。気がつかなくて、ごめんなさい」
それからの義母は、私にもきちんと顔を見て話すようになりました。買い物も、無理のない範囲でお願いしてくるように。夫がはっきり線を引いてくれたおかげで、あんなに気の重かった訪問が、少しだけ楽になったのでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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