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「あの子、事実婚で妊娠中みたいよ」噂をばら撒く隣人。同窓会で知った事実とは

「あの子、事実婚で妊娠中みたいよ」噂をばら撒く隣人。同窓会で知った事実とは
家の前で始まる井戸端会議
隣に住む女性は、とにかく人の噂話が好きだった。
井戸端会議はいつも我が家の前。声が大きいものだから、窓を閉めていても話は丸聞こえで、正直うんざりしていた。
しかも彼女の耳に入った話は、瞬く間に近所じゅうへ広がっていく。
ある日、家の前でばったり会うと、彼女は私の同級生たちと親しいのだと得意げに話し始めた。
「あの子、事実婚で妊娠中みたいよ」
私が名前を出したわけでもないのに、次から次へと同級生の個人情報を並べ立てる。
「あの人は今どこそこに住んでてね」
あまりに無防備に人のことを話すので、聞いているこちらが不安になった。
誰がどこに住み、誰が誰と別れた。そんな話を、彼女は嬉々として並べていく。
(この調子だと、私のこともどこかで話されているのかも)
当たり障りのない相づちだけ打って、私は早々に会話を切り上げた。根掘り葉掘り聞いては言いふらす彼女への嫌悪感は、日ごとに募っていった。
同窓会で聞かされた真実
そんなある日、10年ぶりの同窓会があった。会場には、隣人と仲がいいと噂の同級生も来ていた。
近況を話すうち、自然とあの隣人の話になった。
「あの人、あなたのこと知ってるか聞いてきたよ」
同級生がそう言うので、私は苦笑いした。
「実はね、あなたの住んでる場所まで、結構いろいろ話してたよ」
そう伝えると、同級生はあきれたように眉をひそめた。そして、声を落としてこう続けた。
「本当は皆に嫌われてる」
しつこく詮索してはベラベラ言いふらすから、みんな距離を置いているのだと言う。
なのに本人は、自分が慕われていると信じて疑わないらしい。
「この前も、家族のことまで根掘り葉掘り聞かれてさ。あれは正直きつかったよ」
別の同級生までそう言って肩をすくめた。被害に遭っていたのは、どうやら私だけではなかったようだ。
「顔が広いんだよね、私」と言わんばかりに、得意げな顔で同級生の話を並べていた隣人。あの誇らしげな表情がよみがえって、思わず胸がすいた。
周りにいた同級生たちも「わかる」と苦笑いでうなずいている。得意満面で語っていた噂話が、そっくりそのまま彼女自身への評価に跳ね返っていたのだ。
それ以来、家の前で井戸端会議の声が聞こえても、もう腹は立たなくなった。噂を広めていたつもりで、いちばん噂されているのは彼女自身なのだから。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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