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「うちの子が主役のはずよね」園のお遊戯会の配役に文句を言うママ友。だが、ママ友に訪れた自業自得の結末

お迎え前の愚痴
子どもが通う園のお遊戯会が、来月にせまっていた。配役は先生方が一人ひとりの様子を見て決めたもので、誰が見ても公平な振り分けだった。
うちの子も、出番の少ない端の役を素直に楽しみにしている。
その配役表が貼り出された日の夕方、お迎えのときに一人のママ友が足早に近づいてきた。同じクラスの子の母親で、声をひそめながらも語気は強かった。
「ねえ、あの配役、おかしくない?」
「どうしたの?」
「うちの子が主役のはずよね」
彼女はそう言い切って、わたしの顔をじっと見た。同意してほしいのが、表情からありありと伝わってくる。
同意しなかった一言
正直、返事に困った。先生方が何日もかけて、子どもたちの得意なことや性格を見ながら決めた配役だ。そこに私情を挟む余地はなかったはずだ。
「先生が公平に決めたと思うよ」
私はそれだけ、静かに答えた。
否定したわけでも、彼女の子をけなしたわけでもない。ただ事実を口にしただけのつもりだった。
「公私混同なんてしてないと思うよ、本番が無事に終わるといいね」
そう付け足すと、彼女の表情がすっと固まった。返ってきた言葉はなく、軽く会釈だけして、子どもの手を引いて去っていった。
翌朝、園の門の前で顔を合わせた。私は普段どおり「おはようございます」と声をかけた。けれど彼女は、こちらを見もせずに通り過ぎていった。
空回りした無視
それからというもの、彼女の無視は続いた。挨拶をしても顔をそむけ、目すら合わせない。否定すらしていない私が、なぜここまでされるのか。胸の奥がざわついたのは確かだった。
けれど、苛立ったら相手の思うつぼだ。私は何も変えず、いつもどおりにふるまうことに決めた。会えば挨拶し、ほかのママ友とは今までどおり笑って話す。
すると、おかしいのは私ではなく彼女のほうだと、周りが先に気づきはじめた。あるママ友が、そっと耳打ちしてきた。
「あの人、配役のことで先生にも食ってかかったらしいよ」
「自分の子だけ特別扱いしてって、無理を言ったみたい」
無視されている私が淡々としているぶん、一人で態度を硬くしている彼女の姿だけが浮いて見えた。別のママ友も、苦笑いしながら言った。
「挨拶を返さないのって、見ていて気持ちのいいものじゃないよね」
その言葉に、周りの数人が小さくうなずいた。彼女は遠くでその様子に気づき、ばつが悪そうに目をそらした。
次の日、すれ違いざまに、彼女のほうから小さく頭を下げてきた。空回りしていたのは、私の挨拶ではなかった。お遊戯会の当日、子どもたちは役の大小に関係なく、堂々と舞台に立っていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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