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私「妊娠したの」→母「私たちへの仕送りはどうなるの?」おめでとうより先に出た一言に、薄ら寒さが残った

貯金を崩しての仕送り
結婚を機に仕事を辞めて、今は専業主婦をしています。
私自身に収入はなく、暮らしは夫の給料で回しているのが正直なところです。
それでも私には、毎月続けていることがありました。
実家の両親への仕送りです。父の体調が思わしくなく、年金だけでは心もとないと聞いてから、放っておけなくなったのです。
とはいえ、私に自由になるお金などほとんどありません。
独身時代から細々とためてきた自分の貯金を、少しずつ崩して送っていました。
「無理してない?」と夫に何度か心配されました。
それでも、親が困っているのに知らんぷりはできなかったのです。
残高が減っていく通帳を見るたび、胸の奥がきゅっとなりました。
報告した、その返事
そんなある時期、私の体に変化がありました。
検査をすると、妊娠していたのです。
何度も確かめて、ようやく実感が湧いてきました。
真っ先に頭に浮かんだのは、両親の顔でした。
初孫です。きっと喜んでくれる。電話の向こうの母の声を想像するだけで、目の奥が熱くなりました。
「妊娠したの」
少し声を弾ませて、私はそう伝えました。
返ってくる「おめでとう」を、心のどこかで待っていたのだと思います。
けれど受話器の向こうから返ってきたのは、まったく違う言葉でした。
「そうなの、そうしたら私たちへの仕送りはどうなるの?」
一瞬、何を言われたのか分かりませんでした。おめでとうも、体は大丈夫なのという気遣いも、何ひとつなかったのです。
残った薄ら寒さ
「いや……ちょっとは、喜んでくれてもいいんじゃない」
やっとの思いで返した私に、母は少し慌てたように言いました。
「うちの仕送り、止めないでよ」
その言葉で、はっきりと分かってしまいました。母にとって私は、娘である前に、毎月お金を送ってくる相手なのだと。
悲しい、という感情よりも先に、背筋がすっと冷たくなりました。私の親って、こういう人だったんだ。
そんな薄ら寒さが、じわじわと広がっていったのです。
電話を切ったあと、しばらく動けませんでした。お腹に手を当てても、さっきまであったはずの温かい気持ちは、どこかへ行ってしまっていました。
仕送りをやめるべきなのか、それでも親は親だと続けるべきなのか。いまも答えは出ていません。ただ、あの一言だけは、ずっと胸の隅に残ったままなのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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