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夫「母さんの物は捨てられない」会社の備品と聞いた物置が義母の私物だらけ。義母に相談したら意外な結果に

夫「母さんの物は捨てられない」会社の備品と聞いた物置が義母の私物だらけ。義母に相談したら意外な結果に
会社の備品のはずだった物置
庭の隅にある古い物置を、夫はいつも「会社の備品を置いてるだけだから」と言って、私に触らせなかった。
「鍵かけてるの、仕事の道具で危ないから?」
「そう。だから開けなくていいよ」
その日は、しまっておいた扇風機を出そうとして、たまたま鍵が開いていた。何の気なしに扉を引いた瞬間、私は立ちすくんだ。中にあったのは工具でも書類でもなかった。
古い婦人服や見覚えのある花柄の食器が箱に詰められている。奥には、めくられた跡のあるアルバムまで積まれていた。
真顔で言い切った夫
背筋がひやりとした。全部、亡くなってはいない義母の持ち物だ。実家を片付けたとき処分したと聞いていたものが、なぜここに保管されているのか。帰宅した夫を問いただすと、悪びれもせずこう返ってきた。
「母さんの物は捨てられない」
「捨ててなんて言ってない。でも、なんでうちの物置に隠すように?」
「隠してないだろ。母さんが置きたいって言うから貸してるだけ」
あまりに当然のように言う夫に、私は思わず声を張った。
「ここは私達の家だよ!!」
夫はぐっと黙り込んだ。でも納得した顔ではない。私が間違ったことを言っている、とでも言いたげな表情で目を逸らした。
これは二人だけで話しても平行線になる。私はその場で、近いうちに義母も交えて話そうと提案した。
話し合いで立場が入れ替わった休日
週末、義母を招いて三人で物置を開けた。私が事情を説明すると、義母は意外そうに目を丸くした。
「あら、これまだ取っておいてくれてたの?」
「母さんが大事にしてた物だから」
「やだ、もういらないわよ。この食器なんて何年も使ってないもの」
あっさりとそう言って、義母は箱を一つひとつ手に取り、これは処分、これは知人に譲る、と次々に仕分けていく。
捨てられないと言い張っていたのは、ほかでもない夫だけだったのだ。
「……母さん、いいの?」
「いいわよ。あんたが勝手に抱え込んでただけでしょう」
義母にまで苦笑され、夫はばつが悪そうにうなじをかいた。さっきまでの真顔はどこへやら、最後はひと言も反論できないまま黙ってしまった。話し合いを終えた帰り際、義母は私の手をぽんと叩いた。
「ごめんなさいね、変な気を遣わせて」
翌週、夫は誰に言われるでもなく一人で物置を片付け始めた。空になった棚を前に「ここ、ちゃんと家族の物置にするわ」とぽつり。境界線がどこにあるのか、ようやく分かってもらえた休日だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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