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【実話怪談】深夜2時、道路工事の現場→目を開けた男性の真横に青白い男が立っていた

真夏の夜勤現場に吹いた一陣の涼風
あれは私がまだ若い頃、夜勤のアルバイトをしていた時期の話です。仕事は道路工事の現場で、深夜の通行止めを担当していました。
真夏の夜は蒸し暑く、誘導灯を握っている腕にも汗が滲んでいました。
アスファルトの照り返しが昼の熱を残していて、空気が止まったように重い時間帯でした。
時刻は深夜2時を過ぎた頃。ふいに、どこからとも分からない冷たい涼しい風がスッと顔に当たったんです。
汗が一気に引いていくほどの心地よさで、私は思わず目を閉じてしまいました。
(なんていい風だ、しばらく浴びていたい)
そう感じて、ほんの1分ほど目を閉じたまま、その風を全身に受けていました。
目を開けた瞬間、横に立っていた人影
やがて、風がふっと止まりました。私は名残惜しく目を開け、周囲を確かめました。
バリケード、誘導灯、暗い道路。さっきまでと景色は何一つ変わっていません。遠くの街灯も同じリズムで点滅していました。
ところが、ふと横に視線を向けたとき、私の真隣に人が立っていました。
背の高さは私とほぼ同じくらい。私と全く同じ向きで、同じ姿勢で、ただ静かに前を見ていました。
服装はぼんやりと暗く、はっきりとは見えません。それでも顔色は青白く、輪郭の向こうに後ろの景色がうっすらと透けていたんです。
生身の人とは違う、ガラスのような質感でした。
(え、これは何だ)
頭の中が一瞬、真っ白になりました。声も出ません。私は息を止めたまま、なるべく刺激しないように、ゆっくりと考えました。
仲間も近くにはいなかったし、こんな場所に通行人が来るはずもない時間帯です。
振り向き直した先で消えていった姿
少しの間、固まったまま考え込んでしまいました。心臓だけが胸の中でドクドクと鳴っているのが分かります。
逃げるべきか、声を出すべきか、頭の中でぐるぐる考えていました。
意を決して、もう一度ゆっくりと横を振り向きました。すると、その青白い男性は、頭の方からスーッと薄れていきました。下から消えるのではなく、上から順番に空気に溶けるように、ゆっくりと姿を失っていったんです。
「あ、消えていく」
言葉が口から漏れたのか、心の中で呟いたのか、はっきり覚えていません。ただ、最後にふっと足元が見えなくなった瞬間、また風だけが顔を撫でていった気がしました。
あれは霊だったのか、それとも疲れと暑さが見せた幻だったのか。50代になった今でも、あの夜のことは答えが出ていません。ミステリーとしか言いようがない一夜でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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