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「友人の男だから楽しいんじゃない」夫と浮気していた親友。ファミレスで問い詰めた時の言葉に絶句

浴室の扉越しに光ったピンク色の通知
結婚して半年も経っていない夜のことだった。夫は長風呂が癖で、その夜もリビングのテーブルの上には彼の携帯が置きっぱなしになっていた。
家事の手を止めてふと顔を上げたとき、画面の小さなランプがピンク色で、ちかちかと規則的に点滅しているのが視界に入った。当時は折りたたみが主流の時代で、ピンクの光は私の知る限り恋愛系のカテゴリに振り分けた相手からの通知に紐づく色だった。
家族でも会社でもないはずだった。
勘でしかなかった。でも指は勝手に蓋を開けていた。表示されていたのは、地元から付き合いの長い、私の一番の親友の名前だった。
文末にハートが二つ並んでいた。同じテンションの短いやり取りが、画面を上にスクロールするたびに何十件もさかのぼれた。結婚式の前夜にも、新婚旅行に出た日にも、同じ会話が続いていた。
頭の中が一瞬で冷えた。怒鳴って問い詰める自分を想像したけれど、私は迷わず親友のほうに電話をかけ直していた。地元の方言が早口で出た。
「今からファミレス来て、すぐ」
場所を伝えて電話を切った直後、浴室から出てきた夫が、置きっぱなしの携帯と私の顔を交互に見て、一瞬で顔面蒼白になった。何も聞かれなくても、その表情だけでもう全部が分かった。
テーブル越しに笑った親友の本性
深夜のファミレスに、彼女は化粧を整えて現れた。向かいに座った瞬間、私はやり取りを保存した画面を黙ってテーブルに置いた。彼女は短く息を吸い、それから笑った。
「友人の男だから楽しいんじゃない」
悪びれもしなかった。冗談のように肩をすくめてみせた彼女に、背筋が一気に冷えた。長年友達でいた相手の顔の奥に、こんな表情が貼り付いていたのだと初めて気づいた瞬間でもあった。
私は離婚を決め、彼女との縁も同じ夜のうちに切ると伝えた。夫の名前も親友の名前も、もう同じ口では呼ばないと決めた。
その後、地元では奇妙な噂が回り始めた。元夫は周囲に「妻のほうが不倫していた」と言って歩いていたのだと、共通の知人経由で聞こえてきた。
事実とは正反対の話が独り歩きしていく感覚は、メッセージを開いた夜よりずっと気持ちが悪かった。
数年経ってから、風の噂で親友のその後を聞いた。のちに同様の行動で他人の夫を奪い、独身ではないまま今の人と所帯を持ったらしい。
最高だったと笑った夜の彼女が、別の誰かの家庭でも同じ顔で同じ言葉を口にしているのだろうと思うと、ファミレスの蛍光灯の下で凍りついたあの瞬間に戻った気がした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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