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「お札だけ消えてる」本棚の裏に隠したお菓子缶の貯金→開けたら小銭しかなかった小学生時代

「お札だけ消えてる」本棚の裏に隠したお菓子缶の貯金→開けたら小銭しかなかった小学生時代
本棚の裏に隠したお菓子缶の貯金箱
小学生だった頃の私は、お小遣いをコツコツ貯めるのが楽しみでした。
市販の貯金箱は鍵が壊れやすそうに見えて、空き缶に小銭やお札を入れていくほうが安心だと感じていたのです。家で食べたクッキーの空き缶を貯金箱に選びました。
当時の私には妙な警戒心があり、机の引き出しに置くと家族の誰かに見つかる気がして落ち着きませんでした。
あれこれ試した末、子供部屋の本棚を少しずらし、その裏の隙間に押し込むことにしたのです。本棚を動かさない限り外から見えない位置でした。
お年玉でもらった一万円札や五千円札も、何枚かに分けて缶に入れ、毎月のお小遣いと一緒にしまいます。手のひらで重さを確かめるのが、私の小さなご褒美の時間でした。
貯金するたびにお札が1枚ずつ足りない
違和感を覚えはじめたのは、貯金から数ヶ月たった頃です。新しい五千円札を入れようと缶のふたを開けた瞬間、覚えていた枚数より一枚少ない気がしました。
最初は数え間違いかと思い、深く考えずにふたを閉じています。
けれど次にお年玉の一万円札を加えようと開けたとき、また一枚少なくなっていたのです。お札の日付と枚数はノートに小さくメモしていたので、勘違いではないと確信しました。
「お札だけ消えてる」
誰にも言えず、私はひとりで首をかしげていました。
小銭はちゃんと残っていて、お札だけが1枚、また1枚と減っていきます。
開けたら小銭だけ、今も答えが出ない朝
そろそろ缶がいっぱいになりそうだと感じた朝、私は母に両替をお願いすることにしました。
本棚をずらして缶を取り出し、ダイニングテーブルに置きます。
母も「結構な重さね」と笑い、ふたに手をかけました。
ところがふたを開けた瞬間、テーブルに広がったのは小銭ばかりでした。
一万円札も五千円札も、千円札ですら一枚も入っていません。
「確かにこれくらいあったはず」と私は声を絞り出しました。
母も不思議そうな顔で、何度数えても私が記憶していた金額には全く届きません。
泣きじゃくる私を見かねた母は「とりあえずこれで」と、財布から一万円札を一枚抜いて握らせてくれました。
家族の誰に聞いても触っていないと首を振り、家中を探しました。
それでもあのお札は出てこないまま、私は中学生になり、やがて家を離れたのです。20代になった今も、本棚の裏で消えていったお年玉の行方は、答えの出ない日常の謎として頭の片隅に残っています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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