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「うわあああッ!?何これ!」毎朝洗面台にヒゲを散らかす夫。限界を迎えた妻が仕掛けた「仕返し」で改心した話

終わらない朝のイライラ
「ねえ、また洗面台汚しっぱなしなんだけど!」
私の朝は、いつもこのセリフから始まります。
夫が電気シェーバーでヒゲを剃った後の洗面台。そこはまさに、黒い粉雪が舞い散った後のような大惨事。
真っ白な洗面台に無数にへばりつく、短くてチクチクした黒い毛、毛、毛。
「あー、ごめん!後で流しておくから!」
リビングから呑気な返事が聞こえてきますが、その「後で」が実行された試しは一度もありません。
結局、忙しい朝の支度の合間を縫って、私がスポンジで綺麗に洗い流すハメになるのです。
何度注意しても右から左へ受け流す夫。積もり積もったストレスは、ついに私の理性を吹き飛ばしました。
落とし物は、一番目立つ場所へ
ある朝。夫が使った後の洗面台には、またしても黒い無数の点々が放置されていました。
プツン。
自分の中で、何かが弾ける音がしました。
(……そうだ、落とし物はちゃんと持ち主に返してあげないとね)
私は引き出しからセロハンテープを取り出すと、洗面台に散らばった憎きヒゲたちを、ペタペタと丁寧に回収し始めました。
粘着面にびっしりと張り付く、黒い毛。自分でも引くぐらい、控えめに言って鳥肌ものです。
テープを手にした私はリビングへ向かいました。ターゲットは、夫がソファのテーブルに置きっぱなしにしている、大事なスマホ。
夫がトイレに行っている隙を狙い、私は夫のスマホに、ヒゲ付きのテープをピターッと貼り付けたのです。
数分後。
「うわあああッ!?何これ!気持ち悪ッ!」
リビングから、夫の情けない悲鳴が轟きました。戻ってきてスマホを手に取った瞬間、ご対面したようです。
「あ、ごめんね。洗面台に忘れ物があったから、貼っておいてあげたの」
私が満面の笑みでそう告げると、夫は青ざめた顔でスマホと私を交互に見比べ、ただただ震えるばかり。
それ以来、彼が洗面台を汚したままにすることは二度となくなりました。
毎朝、ピカピカに磨き上げられた洗面台を見るたび、私の心はとても晴れやかなのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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