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「君の段取りが悪いだけだろ?」些細な口論からヒートアップ。夫の口から出た信じられない言葉

令和の時代に響いた、古臭いマウント発言
始まりは、本当にちょっとした行き違いからでした。
蓄積された日々の疲労のせいか、お互い言葉尻がキツくなり、いつのまにか本格的な言い争いへと発展していきました。
「君の段取りが悪いだけだろ?もっと要領よくやれよ!」
苛立ちを隠すことなく、声を張り上げる夫。
私も黙っていられず、「私だって朝から晩まで休む間もなく動いてるのに、どうしてそんな労りのない言葉しか掛けられないの?」と言い返します。
リビングには険悪なムードが漂い、一触即発の状態でした。
すると、怒気を含んだ夫の口から、予想だにしない言葉が飛び出したのです。
「ピーピーうるさいな…そもそも、誰の稼ぎで生活できてると思ってるんだ!」
あまりの暴言に、私は一瞬自分の耳を疑いました。
まさかこの令和の時代に、絵に描いたような昭和のモラハラ台詞を投げつけられる日が来るなんて。
自分の方が稼いでいるから偉いのだと言わんばかりの横柄な態度。
その瞬間、私の中で張っていた糸がプツリと音を立てて切れました。
反論の余地を与えない、冷徹な論破
ショックや悲しみといった感情は、あっという間に消え去りました。
代わりに湧き上がってきたのは、氷のように冷たく静かな怒りでした。
私は姿勢を正し、夫の目を真っ向から見つめ返しました。
「誰の稼ぎでって……私が毎日完璧に健康管理して、家事を回しているから働けてるんでしょ?」
自分でも驚くほど冷徹で、はっきりとした声が出ました。
「カロリーも栄養も徹底的に計算された夕食。シワ一つないようにアイロンがけされたシャツ。あなたが外で余計なストレスを抱えずに済むように、一体誰がバックアップしてると思ってるわけ?」
「……っ」
「もし私が明日から家事を全部ボイコットして寝込んだら、あなたのその『生活させてやってる』仕事すら、あっという間に立ち行かなくなるんじゃないの?」
隙のない正論の連打に、先ほどまで声を荒げていた夫は完全にフリーズしてしまいました。
みるみるうちに顔面から血の気が失せ、気まずそうに目を泳がせています。
痛いところを突かれ、言い返す言葉が一つも見つからないのでしょう。
口をパクパクさせたまま、何も言えずに立ち尽くす姿は、滑稽としか言いようがありませんでした。
「理解できたなら、二度とその化石みたいな台詞は吐かないで」
それだけを冷たく言い放ち、私はくるりと背を向けてリビングを出ました。
私の背中に向かって、彼が何か反論してくることは二度とありませんでした。
あの時の情けない顔を思い出すと、今でも少しだけ気分が晴れやかになります。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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