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毎週「孫を連れてこい」と要求する義両親。「ふーん。行けばいいじゃん」と言う夫と子どもだけで行かせた結果

限界を迎えた私からの提案
「今週末も、もちろん来るわよね?お寿司とっておくから」
スマートフォンから聞こえる義母の甲高い声に、私は深いため息をつきました。
子供が生まれてからというもの、義両親からの「孫の顔を見せに来い」コールが毎週のように続くのです。
平日は仕事と家事、育児に追われ、週末くらいは家族水入らずでのんびり休みたい。それなのに、貴重な休みを義実家での気遣いにすり減らす日々。まさに地獄です。
「ねえ、また今週も実家に来いって言われてるんだけど……」
ソファで寝転がりながらスマホゲームに夢中な夫に声をかけても、「ふーん。行けばいいじゃん、親も喜ぶし」と、完全に他人事のような返事が返ってくるだけ。
ついに、私の中で何かがプツンと切れました。
「わかった。じゃあ、私は今週から行かないから。あなたと子供だけで行ってきて」
「え?お前行かないの?」
「そうよ。私がいなくても、可愛い孫と大好きな息子がいればご両親も大満足でしょ?」
私が半ば強引に押し切ると、夫は「まあ、俺は実家で親の相手するだけだし、全然いいけど」と、軽い調子で快諾しました。
意気揚々と出かけた夫の、情けない結末
初めての「夫と子供だけ」の義実家訪問の日。私は久々に一人きりの静かな週末を満喫しました。コーヒーを淹れ、録り溜めていたドラマを一気見する至福の時間。これまでのストレスが嘘のように消えていきます。
夕方、帰宅した夫はどこか疲れた顔をしていました。「ただいま……。いやあ、やっぱり子供を一人で見るのって大変だな」とこぼす夫。
それから数週間、夫は意地を張って毎週末子供を連れて義実家へ通い続けました。しかし、回数を重ねるごとに、帰宅後の夫の顔色はどんどん険しくなっていったのです。
そして迎えた4回目の日曜日。
「ただいま……。もうダメだ、俺には無理だ……」
玄関のドアを開けるなり、夫は床にへたり込みました。義両親からの絶え間ないお喋りの相手と、元気いっぱいに走り回る子供の世話。これまで私が一人で抱え込んでいた苦労を、ようやく身をもって理解したようです。
「親の相手だけでも疲れるのに、子供から目も離せないし……。毎週なんて絶対無理だ。これからは、月1回でいいや……」
げっそりとした顔でつぶやく夫を見て、私は心の中で小さくガッツポーズ。これからは、平和な週末が過ごせそうです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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