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「また裏返しじゃない!」何度言っても直らない夫のズボラな癖を、私なりの反撃で改心させた話

毎日の小さなイライラ…何度言っても直らない夫の癖
「ねえ、また裏返しのまま脱ぎ捨ててあるんだけど!」
洗濯カゴを覗き込み、私は今日も深いため息をついた。カゴの中には、器用にひっくり返された夫のシャツと靴下が、まるで脱皮した抜け殻のように転がっている。
「あー、悪かった。次から気をつけるって」
ソファに寝転がりながらスマホをいじり、こちらを見ようともしない夫の返事はいつも同じだ。結婚して以来、この不毛なやり取りを一体何度繰り返してきたことか。
洗濯機に入れる前に、丸まった袖や裾をいちいち引っ張り出して表に戻す作業。
一回あたりはほんの数秒の手間かもしれない。
だが、毎日毎日繰り返されると、確実に私の精神をすり減らしていく。仕事と家事に追われて疲労困憊の夜に、なぜ私がこんな無駄な作業を強いられなければならないのだろう。
(自分の服くらい、まともに脱ぐこともできないわけ?)
いくら注意しても響かない夫への苛立ちがピークに達したある日、私の脳裏に画期的な作戦が浮かんだ。
そのままお返しします!私の見事な復讐劇
その日の夜も、期待を裏切らず夫の衣類は裏返ったままカゴに放り込まれていた。普段なら文句を言いながら表に直すところだが、今日の私は一味違う。
(よーし、このまま洗ってあげようじゃないの)
私は容赦なく、裏返しの靴下とシャツをそのまま洗濯機へダイブさせた。
当然、干す時も裏返しのまま。乾いた後も、縫い目がバッチリ見えている状態で几帳面にたたみ、夫のタンスへ丁寧に収納した。
次の日の朝。寝室で着替えの準備をする音が聞こえた直後、予想通りの叫び声が轟いた。
「おい!なんだこれ、裏返しじゃないか!なんでこのままタンスに入ってんだよ!」
夫が不機嫌そうな顔をして、縫い目むき出しのシャツを手にリビングへやって来た。私は朝のコーヒーを淹れる手を止め、ゆっくりと夫を振り返る。そして、とびきりの笑顔を作ってこう告げた。
「あら?あなたが脱いだ状態のまま、綺麗にお洗濯して片付けておいたのよ。親切でしょ?」
「……えっ」
夫は一瞬フリーズした後、みるみるうちにバツの悪そうな表情へと変わっていった。自分のズボラな行動がそのままブーメランとして返ってきたのだから、反論の余地もなかったのだろう。
この出来事以降、夫は少しずつではあるが、服を表に直してからカゴに入れるようになった。たまに忘れていることもあるが、その時はまた「丁寧な」お洗濯をして差し上げるつもりだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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