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「今月も少しだけ貸して」母に渡した金額を全部書き出した私。だが、合計を見た妹が言葉を失った理由

「今月も少しだけ貸して」母に渡した金額を全部書き出した私。だが、合計を見た妹が言葉を失った理由
月末になると、決まって母から電話が来た
実家の母から電話がかかってくるのは、たいてい月末の夜でした。
天気や近所の話をひとしきりしたあと、母の声が少しだけ小さくなります。
「今月も少しだけ貸して。来月には返すから」
最初は本当に少額でした。母も困っている様子でしたし、一度くらいならと思って渡しました。
ところが翌月も、その次の月も同じ電話が来ました。前に貸した分がまだ返っていないこともありましたが、母から「来月には何とかするから」と言われると、強く断れませんでした。
私は妹にも話さず、自分の口座から出していました。
母のことで妹まで心配させたくありませんでしたし、自分で出せる間はそれでいいと思っていたのです。
けれど、貸す回数が増えるにつれて、自分の家計にも余裕がなくなってきました。
ある夜、通帳を見ながら「いったい、これまでいくら渡したんだろう」と初めて思いました。
日付と金額を書き出すと、思っていた以上だった
私は過去の記録を確認しながら、母に渡した日付と金額を紙に書き出しました。返してもらった分があれば、それも横に書きます。
最後に、まだ戻ってきていない金額を合計しました。
数字になったものを見て、私自身が驚きました。
一度一度は「少しだけ」でも、それが何度も続けば小さな額ではありません。
週末、妹を家に呼びました。
「ちょっと見てほしいものがあるの」
テーブルの上に紙を置くと、妹は上から順番に目で追っていきました。
「これ、全部お姉ちゃんが出してたの?」
「うん。返してもらってない分が、下の合計」
妹は数字を見たまま黙りました。
「そんなにあったの……。私、全然知らなかった」
責めてほしくて見せたわけではありません。ただ、もう一人で抱えるのは無理だと思ったのです。
母にも金額を見せて、三人で決めたこと
後日、妹と一緒に実家へ行き、同じ紙を母にも見せました。
母はしばらく数字を見たあと、「そこまでになっているとは思わなかった」と言いました。
母にとっても、一回ごとの金額しか頭になかったようです。
私たちは、これからはどちらか一人に黙ってお金を頼まないこと、必要な援助があるときは三人で相談することを決めました。
また、急な出費に備える分だけは姉妹で無理のない額を積み立てることにしました。ただし、毎月足りない生活費をそこから補うのではなく、普段のやりくりについては母自身にも一度見直してもらうことにしました。
それから母から相談の電話が来ることはありますが、以前のように私がその場でお金を用意することはなくなりました。
一回だけなら、と繰り返しているうちに、私は自分でも負担の大きさが見えなくなっていました。紙に書き出したことで、ようやく家族みんなで同じ問題として話せるようになったのです。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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