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「バスをどけろ、うちの前の道に停めるな」土嚢とポールを置いた住人。後日、土嚢などが消えたワケ

バスが停まる場所に、土嚢が置かれていた
私の住む町に、新しくマンションが建ったころのことです。昔から住んでいる人たちとのあいだで、ちょっとした行き違いが起きることがありました。
そのひとつが、幼稚園の送迎バスでした。マンションに住む子どもたちが利用するバスが、近くの住宅の前で乗り降りするようになったのです。
道幅に少し余裕があり、子どもたちが集まりやすい場所だったようです。
ところがある朝、そこを通ると、道路脇に土嚢が並べられていました。数日後には、そのあいだにポールまで立っています。
ちょうどバスが停まっていたあたりをふさぐような置き方でした。
それでも送迎バスは来て、少し位置をずらして停まります。先生が降りてきて、待っていた子どもたちを順番に乗せていました。
「はい、ゆっくり乗ってね」
子どもたちは土嚢を避けながらバスへ向かいます。
そんな状態が続いたある朝、家の中から住人が出てきました。
「バスをどけろ、うちの前の道に停めるな」
かなり強い口調でした。
運転手は言い返さず、先生も子どもたちを早めに車内へ入れていました。私も少し離れた場所から、その様子を見ていました。
しばらくすると、道路から土嚢がなくなった
その後も何日か、土嚢とポールは置かれたままでした。
ただ、園の側もそのままにはしなかったようです。道路を管理している所へ、置かれている物について相談したと近所で聞きました。
どこにでも自由にバスを停めていいわけではありません。
一方で、道路上に私物を置いて通行や停車の場所をふさぐことも、勝手にできることではなかったようです。
それからしばらくした朝、いつもの道を通ると、土嚢とポールがすべてなくなっていました。
誰がいつ片づけたのか、その場を見ていたわけではありません。ただ、近所では道路を管理する側から撤去するよう話があったらしい、と聞きました。
その日の送迎バスは、周囲の安全を確かめながら以前と同じあたりで子どもたちを乗せていました。
あの住人も家から出てきましたが、以前のように声を荒らげることはありませんでした。道路のほうを少し見たあと、そのまま家へ戻っていきました。
それ以降、同じ場所に土嚢やポールが置かれることはありませんでした。
住人同士が急に仲良くなったわけでも、大きな言い争いで決着がついたわけでもありません。ただ、それぞれが勝手に道路を使うのではなく、必要なら管理する側へ確認する。その形に落ち着いたことで、朝の通りも以前の静けさを取り戻していきました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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