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「ゴミ出しは俺がやってるから」フルタイムで働く私の前で、夫が当たり前のように言った一言

「ゴミ出しは俺がやってるから」フルタイムで働く私の前で、夫が当たり前のように言った一言

「何かやることある?」と聞かれる朝

私も夫もフルタイムで働いている。朝は同じ時間に起きて、同じように仕事へ向かう。それでも、家を出るまでにやることはなぜか私のほうに偏っていた。

洗濯機を回し、子どもの着替えを手伝い、朝食の片づけをする。保育園に持っていくものを確認しながら、自分の支度も進める。

そんな私の横で、夫はよくこう聞いた。

「何かやることある?」

もちろん、頼めばやってくれる。洗濯物をたたんでほしいと言えばたたむし、食器を洗ってほしいと言えば洗ってくれる。

ただ、毎回こちらが「これをやって」と言わなければ始まらない。

一度、洗濯物をたたんでもらったときもそうだった。

「終わったよ」

夫はそう言って、きれいにたたんだ服をソファの上に置いたままテレビを見始めた。

私はその服を家族それぞれの引き出しにしまった。

夫が何もしていないわけではない。それなのに、なぜか私のやることは減った気がしなかった。

夫が言った「俺の担当」

ある日の夜、翌朝がゴミの日だと気づいた私は、キッチンや洗面所のゴミを集めて一つの袋にまとめた。新しい袋をゴミ箱にセットし、玄関の横に置いておく。

それを見た夫が何気なく言った。

「ゴミ出しは俺がやってるから」

少し誇らしそうな言い方だった。

確かに、朝になればその袋を持って集積所まで行ってくれる。それは助かっている。

けれど、家中のゴミを集めて、分別して、袋を交換して、持って出られる状態にしているのは私だった。

「そうだね」

結局、それだけ返した。

以前にも家事のことを話したことがある。そのとき夫は、責められているとは思っていない様子でこう言った。

「言ってくれればやるよ」

悪気がないことは分かっていた。だから余計に、何と言えばいいのか分からなかった。

私が困っているのは、頼んだことをやってくれないからではない。何をやるのか考えて、それを一つずつ頼むところまで私の役目になっていることだった。

けれど、それをうまく説明できないまま、その話は終わった。

義実家ではよく動く夫を見て

その週末、家族で義実家を訪ねた。

すると夫は、子どもがぐずればすぐに抱き上げ、おむつも自分から替えていた。

「俺、いつもやってるから」

夫が笑うと、義両親も嬉しそうに「よくやってるね」と笑った。

私は隣で何も言わなかった。

夫がまったく育児をしないわけではない。頼めばやってくれるし、ゴミも毎朝出してくれる。

だからこそ、「何が不満なの」と聞かれたら、私は今でもうまく答えられない気がする。

帰宅後、夫はソファに座り、私は子どもの着替えを用意して洗濯物を片づけた。

いつもの夜だった。

翌朝、玄関にまとめておいたゴミ袋を持ち上げながら、夫はいつものように言った。

「じゃあ、ゴミ出してくるね」

「ありがとう」

私はそう答えながら、空になったゴミ箱に新しい袋をかけた。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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