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「もう少し愛想がよくてもいいのに」赤ちゃんを抱いた叔母の何気ない一言。横で聞いていた私の本音とは

「もう少し愛想がよくてもいいのに」赤ちゃんを抱いた叔母の何気ない一言。横で聞いていた私の本音とは

初めて連れていった親戚の集まり

娘が生まれて数か月たったころ、夫側の親戚が集まる席に初めて連れていった日のことです。

まだ長時間の外出には慣れておらず、私は前の晩から着替えやおむつを何度も確認していました。

当日も娘の機嫌を気にしながら向かったため、親戚の家に着いたころには、それだけで少し疲れていました。

座敷には久しぶりに顔を合わせる親戚たちが集まっていました。

娘を見るなり、「大きくなったね」「可愛いね」と声をかけてもらい、私はようやく肩の力が抜けました。

しばらくすると、おばの一人が近づいてきました。

「ちょっと抱っこさせてもらってもいい?」

娘の機嫌も悪くなさそうだったので、私は「どうぞ」と抱っこを代わりました。

ところが、娘はおばの顔をじっと見たあと、急に口をへの字にして泣き出してしまいました。

「あらあら、泣かれちゃった」

おばは困ったように笑い、すぐに娘を私へ返してくれました。そこまでは私も特に気にしていませんでした。

ですが、おばは続けてこう言ったのです。

「いつもお母さんと二人でいるから、人に慣れてないのかしらね。もう少し愛想がよくてもいいのに」

悪意を込めて言ったというより、思ったことをそのまま口にしたようでした。

それでも私は、少し返事に困ってしまいました。

娘はまだ赤ちゃんです。眠かったり、知らない場所に緊張したり、それだけでも泣くことがあります。

「今日は人が多いから、びっくりしているのかもしれません」

そう言おうとしたのですが、その場の雰囲気を悪くしたくないという気持ちもあり、私は娘をあやしながら曖昧に笑うことしかできませんでした。

「赤ちゃんなんだから、それで普通よ」

すると、近くに座っていた別の年配の親戚が、こちらを見ながら穏やかに言いました。

「まだこんなに小さいんだから、知らない人に抱かれたら泣くこともあるわよ」

そして、私の腕の中にいる娘を見ながら続けました。

「愛想がいいとか悪いとか、今から気にすることじゃないでしょう。お母さんのところに戻って安心したなら、それでいいじゃない」

おばは一瞬きょとんとした顔をしましたが、すぐに「まあ、そうよね」と笑いました。

強く注意したわけでも、誰かを責めたわけでもありません。

ただ、ごく当たり前のことを静かに言ってくれただけでした。

その言葉を聞いて、私は少しだけ気持ちが軽くなりました。

夫も娘の顔をのぞき込み、「今日は知らない人がいっぱいだから疲れたかな」と言いながら、私の代わりにしばらく抱っこしてくれました。

その後は別の話題に移り、座敷にもいつものにぎやかな空気が戻りました。

帰るころには娘もすっかり落ち着き、抱っこひもの中で眠っていました。

赤ちゃんが泣いただけで、親として何か足りないように言われると、ほんの一言でも気になってしまうものです。

だからこそ、あのとき「それで普通よ」と言ってくれた親戚の言葉が、今でも心に残っています。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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