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「これって上から順番じゃない?」祖母の葬儀に参加した。だが、大叔母たちの会話の内容に感じた違和感とは

「これって上から順番じゃない?」祖母の葬儀に参加した。だが、大叔母たちの会話の内容に感じた違和感とは
葬儀の席で、きょうだいの名前を数え始めた
祖母の葬儀の日のことです。読経が終わり、親族は座敷で食事をしながら昔話をしていました。
祖母は8人きょうだいの3番目でした。みな高齢になっていて、すでに亡くなっているきょうだいも何人かいました。
大叔母たちは、祭壇の写真を見ながら、子どものころのことや、それぞれが結婚して家を出たころの話をしていました。
そんな中、一人の大叔母が指を折りながら、きょうだいの名前を生まれた順に確認し始めました。
「あれ、これって上から順番じゃない?」
言われて、ほかの親族も一緒に数えてみました。
すると、亡くなっていたのは一番上のきょうだいから順番でした。
途中の誰かが先になることもなく、生まれた順に一人ずつ続いていたのです。
「本当だね」
みんなが顔を見合わせていると、年上の大叔母が、隣に座っていた妹を見て笑いました。
「じゃあ、次はあんただね」
言われた大叔母もすぐに笑い返しました。
「やめてよ。まだまだ元気なんだから」
その場に笑い声が広がりました。
本人たちにとっては、長い間一緒に生きてきたきょうだいだからこそ言える冗談だったのだと思います。
数年後、あの日の会話を思い出した
ただ、私はその場でうまく笑えませんでした。
次に誰が亡くなるのかを本人たちが笑いながら話していることに、少し戸惑ったからです。
とはいえ、何人もの家族を見送ってきた大叔母たちにとっては、死について話すことも、私が思うほど重いことではなかったのかもしれません。
その日は、それ以上深く考えることなく家に帰りました。
ところが数年後、親族から一人の大叔母が亡くなったと聞いたとき、私は葬儀の日の会話を思い出しました。
亡くなったのは、あの日「次はあんただね」と言われていた大叔母でした。
さらにその後も、親族が集まるたびにきょうだいの名前を確認すると、途中の誰かが先になることはなく、順番はそのまま続いていました。
残った大叔母たちは、今でも集まると笑いながら言います。
「やっぱり上からだねえ」
もちろん、誰かが決めた順番ではありません。
それでも私はその言葉を聞くたび、あの日、座敷でみんなが指を折りながら名前を数えていた光景を思い出します。
そして気づけば私も、残っているきょうだいの名前を、生まれた順に頭の中で数えてしまうのです。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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