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「パパ、食べさせて」家では甘えてばかりの息子。だが、運動会で見せた意外な姿とは

家では何でも「やって」と甘える息子
家にいるときの息子は、とにかく甘えん坊です。
食事の途中でスプーンを置いて、「パパ、食べさせて」とこちらを見ることがあります。
着替えも、自分でできるはずなのに途中でやめてしまい、シャツを持ったまま床に寝転がってふざけ始めることも珍しくありません。
朝は時間に追われているため、「自分でやって」と言いながらも、結局はこちらが手伝ってしまいます。
そんな毎日だったので、保育園の運動会が近づいたときも、私は少し心配していました。
(途中で飽きてしまわないかな。先生の話をちゃんと聞けるかな)
ところが当日、園庭で見た息子は、家にいるときとはまるで違っていました。
先生が「白い線から出ないようにね」と声をかけると、息子は友達と一緒にきちんと半歩下がります。
ダンスが始まれば、周りを見ながら一生懸命に手足を動かしていました。
少し振り付けが遅れても、ふざけたり止まったりしません。隣の子の動きを確認して、すぐに合わせています。
私は思わず妻に小さな声で言いました。
「ちゃんとやってるな……」
家では何度言っても動かないことがある息子が、集団の中では自分で考えながら行動していたのです。
最後まで走り切った小さな背中
やがて、かけっこの順番がやってきました。
スタートラインに立った息子の紅白帽が、風で少し浮き上がります。
飛ばされそうになった帽子を片手で押さえながら、息子は合図を待っていました。
スタートの声が響くと、一斉に子どもたちが走り出します。
息子は帽子を気にしながらも足を止めず、最後まで一生懸命に走りました。ゴールしたあと、保護者席にいる私たちを見つけると、大きく手を振っています。
戻ってきた息子が、真っ先に聞いてきました。
「パパ、見てた?」
「見てたよ。最後まで走ったな」
そう答えると、息子は満足そうに笑いました。
その後の競技でも、転んだ子が自分で立ち上がったり、走り終えた子どもたちが「がんばれー!」と友達を応援したりする姿がありました。
家ではまだまだ親の手を借りることが多い息子です。それでも、私たちの知らないところでは、自分なりに先生の話を聞き、友達と一緒に行動し、できることを少しずつ増やしていたのでしょう。
親の前で甘えている姿だけを見て、「まだできない」と決めつけていたのは、むしろ私のほうだったのかもしれません。
運動会で一生懸命に走る小さな背中を見ながら、子どもは親が思っている以上の速さで成長しているのだと感じた一日でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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