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「先生、次はこっちも見て」学校のイベントで担任のそばを離れない親子。周りの子どもたちが困った瞬間

夏祭りのゲームコーナーで、その親子だけが先生を離さなかった
娘が小学生だったころ、学校の校庭で夏祭りが開かれたことがありました。地域の方や保護者が手伝い、輪投げやくじ引きなどの小さなコーナーが並ぶ、毎年恒例の行事です。
娘も友達と一緒に会場を回り、楽しそうにしていました。私も少し離れたところから、その様子を見守っていました。
そのとき、ひとつのゲームコーナーで少し気になる光景が目に入りました。
同じクラスの親子が、担任の先生のすぐそばからなかなか離れなかったのです。
先生はそのコーナーの手伝いをしていて、順番に子どもたちへ声をかけていました。ところが、その親子は一度ゲームを終えても、そのまま先生の横に残っていました。
「先生、次はこっちも見て」
母親がそう言うと、娘さんも先生の腕の近くまで寄り、もう一度ゲームを始めます。
「先生、見ててね」
終わればまた話しかけ、写真を撮ってほしいと頼み、今度は別の話題を持ち出す。先生も笑顔で応じていましたが、後ろには少しずつ子どもたちの列ができていました。
それでも親子は、その場を離れようとしませんでした。
後ろで待つ子どもたちに、先生が声をかけた
「まだかな」
近くにいた子が、小さな声でつぶやきました。娘も友達と並びながら、何度か前をのぞき込んでいました。
隣にいた保護者も、困ったように私へ言いました。
「ずっと先生と話してるね」
同じ学校の保護者同士ということもあり、周囲もなかなか声をかけられません。本人たちは楽しそうなので、なおさら言いづらい雰囲気でした。
しばらくすると、先生が後ろの列に気づきました。
「ごめんね。みんなも待っているから、順番にやろうか」
穏やかな言い方でした。
先生はその親子だけに向けて注意するのではなく、並んでいる子どもたち全員に声をかけるようにして、次の子を前へ呼びました。
母親は少し驚いたような顔をしましたが、「そうですね」と言って娘さんの肩を押し、その場を離れていきました。
列はすぐに動き始め、娘の番も回ってきました。
帰り道、娘が笑いながら言いました。
「先生とちょっと話せたよ」
誰かと仲良くしたい気持ちは分かります。ただ、みんなが楽しみにしている学校行事では、少し周りを見ることも必要なのだと感じた出来事でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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