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「結婚式には出席できなくなりました」前日に届いた友人からの連絡。それきり親友から連絡が来なかった10年間

「結婚式には出席できなくなりました」前日に届いた友人からの連絡。それきり親友から連絡が来なかった10年間

結婚式の前日に届いた、一通のメール

10年ほど前、私は結婚式を挙げました。招待したのは家族と、学生時代から親しくしていた友人たち。大人数ではなく、身近な人たちに見守ってもらう小さな式でした。

なかでも、学生時代から長く付き合ってきた親友には、ぜひ来てほしいと思っていました。

「当日、楽しみにしてるね」

準備中にも何度か連絡を取り、彼女もそう言ってくれていました。だから、式を翌日に控えた夜にスマホへメールが届いたときも、最初は時間や場所の確認だと思ったのです。

しかし、書かれていたのは思いがけない内容でした。

「祖母が亡くなって、明日の結婚式には出席できなくなりました。本当にごめんなさい」

驚きましたが、事情が事情です。結婚式どころではないだろうと思い、私はすぐに返信しました。

「大変だったね。こちらのことは気にしないでね」

そして最後に、

「落ち着いたら、また連絡してね」

と添えました。

前日の欠席だったため、席や料理の準備をすべて変更することはできませんでした。それでも、そのときの私にはそんなことより、彼女やご家族のことのほうが気がかりでした。

それきり、連絡は来なかった

翌日の結婚式は、予定どおり無事に終わりました。

慌ただしい日々が落ち着くにつれ、私はときどき彼女のことを思い出すようになりました。

しばらくすれば、連絡が来るだろう。

最初は、そう思っていました。

けれど、1か月が過ぎても、半年が過ぎても、彼女から連絡が来ることはありませんでした。

私のほうから連絡することも考えました。ただ、ご家族のことで大変な時期かもしれないと思うと、こちらから催促するようなことはしたくありませんでした。

「また落ち着いたら連絡してね」

自分からそう送った以上、彼女のタイミングを待とうと思ったのです。

それから時間だけが過ぎていきました。

1年、2年と経つうちに、こちらから連絡するにも、何と声をかければいいのか分からなくなっていました。

欠席したことを責めたかったわけではありません。前日だったことについて謝ってほしかったわけでもありません。

ただ、落ち着いたあとに、

「あのときはごめんね」

あるいは、

「結婚おめでとう」

そんな短い一言でも届いていたら、今も関係は続いていたのかもしれないと思うことがあります。

彼女にも、私には分からない事情があったのだと思います。時間が経つほど連絡しづらくなってしまったのかもしれません。

結局、あの結婚式の前日に届いたメールが、彼女との最後のやりとりになりました。

あれから10年ほど経ちますが、今も音信不通のままです。

理由は分かりません。

ただ、とても近かった人との関係が、たった一度のやりとりを最後に終わってしまうこともあるのだと、今でもふと思い出すことがあります。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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