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「まあ、みんなよく働くこと」50人分の片付けに追われる私たち。だが、遅れて来た叔母がかけた一言に感じた本音

「まあ、みんなよく働くこと」50人分の片付けに追われる私たち。だが、遅れて来た叔母がかけた一言に感じた本音
祖母の葬儀で、女性陣は朝から大忙しでした
30年以上前、祖母の葬儀での出来事です。当時、私たち3姉妹といとこ姉妹は、そろってまだ若く、母たちに言われるまま朝から手伝いに走り回っていました。
お茶を出したり、空いた湯呑みを下げたり、料理を運んだり。今のように葬儀場のスタッフにすべて任せる形ではなく、親族が動かなければ回らないことがたくさんありました。
「こっちのお盆、お願いね」
「終わったら台所に戻して」
母と、いとこたちの母が中心になって声をかけ、私たちはその指示に従って動いていました。
精進落としには50人ほどが集まり、食事が終わるころには大量の器が台所へ運び込まれてきました。
洗う人、拭く人、棚へ戻す人。
それぞれが自然に役割を分け、休む暇もなく手を動かします。
私も慣れない喪服姿で何度も座敷と台所を往復し、正直なところ、かなり疲れていました。
事情を知らなかった叔母が、台所をのぞき込みました
そんな片付けの途中、叔母が台所へやってきました。
叔母は祖母の長男の妻です。
その日は遠方から来る親族を迎えたり、別の部屋で来客の対応をしたりしていたため、台所にはほとんど顔を出していませんでした。
ようやくそちらが落ち着いたのでしょう。
ハンドバッグを持ったまま入口から中をのぞき、忙しく働く私たちを見て、少し驚いたように言いました。
「まあ、みんなよく働くこと。すごいチームワークね」
叔母としては、感心して口にしただけだったのかもしれません。
ただ、その場にいた私たちは朝からほとんど休まず動いていました。母たちも疲れていたので、その言葉が少しだけ他人事のように聞こえてしまったのです。
私は皿を拭きながら、母がどう返すのか気になっていました。
すると母は、洗い物の手を止めずにこう答えました。
「そうなの。みんな朝からずっと手伝ってくれてるのよ」
そして少し笑いながら、続けました。
「あと少しだから、手が空いたならお皿を運んでもらえると助かるわ」
責めるような言い方ではありませんでした。ただ、今の状況をそのまま伝えただけでした。
叔母もそこで初めて、私たちがずっと動き続けていたことに気づいたようでした。
「あら、ごめんなさい。じゃあ私もやるわ」
そう言うと、バッグを邪魔にならない場所へ置き、座敷に残っていた器を運び始めました。
叔母にも叔母の役目があり、わざと手伝わなかったわけではなかったのでしょう。それでも、疲れている人の前では、何気ない一言が思わぬ受け取られ方をすることがあります。
30年以上たった今でも、私はあの日の母の言い方をよく覚えています。相手を責めるのではなく、「手が空いたなら助けて」と自然に伝えたことで、その場の空気も悪くならず、片付けは無事に終わりました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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