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「火曜と木曜は、この時間だよね」何気なく話していた利用者。だが、通う曜日まで覚えられ、私が距離を置いた瞬間

挨拶だけだった相手と、少しずつ話すようになった
以前通っていたスポーツジムで、よく顔を合わせる女性の利用者がいました。
最初は入り口ですれ違えば、「こんにちは」と会釈をする程度の関係です。
同じ時間帯に何度も会ううちに、休憩スペースで少し雑談をするようになりました。
ある日、その方は笑いながら言いました。
「私、家では一人だから、ここで誰かと話せるのが楽しみなの」
なるほどと思いました。私も話しかけられれば普通に返事をしていましたし、そのころは特に負担には感じていませんでした。
ところが、だんだん距離感が変わっていきました。
ランニングマシンが何台も空いているのに、私が走り始めるとすぐ隣の台へ来る。
ストレッチスペースへ移動すると、少しして近くのマットへやってくる。
休憩スペースでも、私がペットボトルを置いて座ると、空席がたくさんあるのに隣へ腰を下ろすことが増えました。
話すこと自体が嫌だったわけではありません。ただ、休憩しようとして座っても会話が長く続き、運動へ戻るタイミングを逃すことが何度もありました。
「いつもこの曜日だよね」と言われて気づいたこと
少し気になり始めたころ、その方から何気なく言われました。
「火曜と木曜は、だいたいこの時間に来るよね」
さらに別の日には、
「先週の木曜はいなかったね」
と言われました。
悪気があるようには見えませんでした。
おそらく、よく話す相手だから覚えていただけなのだと思います。
それでも、自分では伝えた覚えのない通う曜日や時間まで把握されていると知ると、急に落ち着かなくなりました。
マシンで走っていても、また隣に来るのではないかと周囲を気にしてしまいます。
このまま避け続けるのも違うと思い、ある日、休憩スペースで隣に座られたときに伝えました。
「すみません。私、運動中は一人で集中したくて。あまりお話できない日もあるんです」
すると、その方は少し驚いた顔をしたあと、
「そうだったの。ごめんね」
と答えました。
その日から、すぐに何もかも変わったわけではありません。
それでも、話しかけられたときは短く返し、自分から運動へ戻るようにしました。
念のため通う時間帯も少しずらしました。
しばらくすると、顔を合わせても「こんにちは」「またね」と挨拶するだけの関係になりました。
相手には、ただ話し相手がほしかっただけなのかもしれません。ただ、悪気がなくても、心地よい距離は人によって違います。
あの経験以来、無理に我慢するのではなく、嫌になる前に自分の希望を言葉にすることも大切なのだと思うようになりました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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